- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1989年(平成元年)9月 |
発売時価格 | 189,000円(ボディのみ) |
EOSシリーズの最高機種。初代EOSであるEOS650に使用していたAFセンサーのBASISに比べて約4倍、EV-1の低輝度条件にも対応できる高感度性、加えて、画面の水平方向の被写体検出にまさる十字線型のクロスタイプBASISの開発に成功した。
EOS-1は、このAFセンサーを搭載し動体予測のAIサーボの機能では抜群だった。測光モードは多彩で、視野中央の8mm円内だけを測る中央部約5.8%の部分測光、中央部の約2.3%部分を測る中央部ファインスポット測光、画面を6分割して各エリアで測った値を、単純平均化した中央重点平均測光、さらに6分割画面から最適な露光量を導く6分割評価測光と豊富であった。高精度・高信頼性、そして、耐久性に傑出した最高級のAFシステム35mm一眼レフカメラ。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式マルチモードAF一眼レフカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | EFレンズ群 |
マウント | EFマウント |
AF方式 | TTL位相差検出方式(ズレ検出)、AFモードはワンショット式/動体予測AIサーボAF、AF検出範囲はEV-1~18(ISO 100)、測距センサーにクロスタイプBASIS使用 |
シャッター | 縦走行金属幕電子制御フォーカルプレーン・1/8000~30秒(1/3段制御)、B、X=1/250秒、ドイツ型ロック付きソケットおよびホットシュー式、電子制御セルフタイマー内蔵(LCDパネルにて作動秒時減算表示) |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、倍率0.72倍、視野率ほぼ100%、全面ニューレーザーマット、交換スクリ ーン7種完備、±2dptrでの視度補正機構内蔵、アイポイント=20mm |
ファインダー情報 | AF測距用マーク、合焦、スポット測光範囲(中央5mm径)、部分測光範囲(中央8mm径)、シャッタースピード値/絞り値(1/3段デジタル表示)、AEロック、マニュアル、スピードライト充電完了、露出補正、露出レベル目盛り/露出レベル表示(ドット/バー表示)、フィルム残量など |
測光・露出制御 | 複合型SPC素子使用、TTL開放測光シャッタースピード優先式AE/絞り優先式AE/深度優先式AE/インテリジェントプログラムAE/メータードマニュアル、測光感度分布特性=画面6分割評価測光/中央部分測光(画面中央約5.8%部)/中央部スポット測光(画面中央約2.3%部)、AEロックはオート/マニュアル共に可能、露出補正±3EV(1/3ステップ)=オートブラケティング/マニュアル時、9回まで予約可能の多重露出可能、測光連動範囲は評価測光・部分測光時=EV0~20、スポット測光時=EV2~20(ISO100:F1.4)、フィルム使用感度域はISO6~6400 |
外部LCD表示 | カスタムファンクションセット表示、オートブラケティング段数、深度優先AE、インテリジェントプログラムAE、シャッタースピード優先式AE、絞り優先式AE、フィルム在否、フィルム巻き戻し完了、多重露出/予約回数と回数減算、フィルム感度、AFモード、フィルム給送など各種完備 |
使用電源 | 6Vのリチウム電池2CR5型1個 |
フィルム装填・給送 | フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、約2.5コマ/秒と1コマ |
フィルム巻き戻し | 内蔵モーターによる完全自動式(途中巻き戻し可能) |
大きさと質量 | 161×107×72mm、890g(電池含む) |