- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1990年(平成2年)3月 |
発売時価格 | 140,000円(EF35-135mm F4-5.6USM付き) 90,000円 (ボディ) |
距離センサーに、新開発のマルチBASISと名付けた3点自動測距/任意手動選択測距が可能のオートフォーカス機能を搭載したEOSシリーズの主力機種。
AFモードは、ワンショットAF/動体予測AIサーボAFで、撮影モードを全自動にセットしておくと、マルチBASISからの信号によって、被写体が静止しているのか動いているのかを判別し、自動選択される仕組みになっていた。
3点測距のフォーカスポイントは、ファインダー視野内のLED(赤色)点灯で、容易に確認できるようになっており、任意手動選択の場合にはボタンを押しながら、電子ダイアルを操作するだけで、3点のフォーカスポイントを自由に選ぶことが出来た。作例ブックにあるバーコードをカメラにインプットすると撮影モードの設定/変更ができる入力機能も備えていた。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式マルチモードAF一眼レフカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | EF35-135mm F4-5.6USM |
マウント | EFマウント |
AF方式 | TTL位相差検出方式(ズレ検出)、AFモードはワンショット式/動体予測/AIサーボAF=撮影モードを全自動に設定すると被写体が静止しているのか動いているのかを自動検知してワンショットAFかAIサードAFに自動選択する、ワンショットにセットされた場合でも常時測距が継続し、被写体が移動を開始した時点で再び動体予測・AIサーボAFにと自動的に切り替わる、AF検出範囲はEV0~18(ISO100)、測距センサーにマルチBASIS使用(3点自動/任意測距が可能) |
シャッター | 縦走行の電子制御式フォーカルプレーン・1/4000~30秒・B・X=1/125秒(ホットシュー式)、シャッター秒時は1/2段制御/設定可能、電子制御セルフタイマー内蔵(LED点滅表示)、1秒~23時59分59秒/2~36コマ制御のインターバルタイマー内蔵 |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、倍率0.74倍、視野率92%、全面ニューレーザーマット |
ファインダー情報 | AF測距用マーク(3点測距スーパーインポーズ表示枠=測距点選択により赤色LED点灯)、シャッタースピード値、絞り値、深度優先AE、手振れ警告、AEロック、露出補正、合焦、スピードライト充電完了、部分測光、マニュアル露出レベルなど |
測光・露出制御 | 複合型SPC素子使用、TTL開放測光シャッタースピード優先式AE/絞り優先式AE/深度優先AE/シフト可能インテリジェントプログラムAE/イメージセレクト機能/バーコードモード/メータードマニュアル、測光感度分布特性=画面8分割評価測光/中央部分測光(画面中央約8.5%部=AEロック可能)、露出補正とオートブラケティング=1/2スッテプで±5段階可能、測光連動範囲はEV‐1~20(ISO100:F1.4)、フィルム使用感度域はISO6~6400、9回までの予約多重露出可能、カスタムファンクション=15種設定可能 |
外部LCD表示 | シャッタースピード値、絞り値、フィルム感度、深度優先AE、日付、インターバルタイマー数値、年、月、AFモード、ファンクション表示、露出補正値、オートブラケティングステップ値など各種完備 |
内蔵スピードライト | ペンタ部内蔵オートリトラクタブル(自動開閉)式、フィルム面反射測光によるTTL自動調光制御(逆光・低輝度自動検知自動発光)、ガイドナンバー12(ISO100・m) |
使用電源 | 6Vのリチウム電池2CR5型1個 |
フィルム装填・給送 | フィルム位置合わせ、裏蓋閉じて自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、ワンショットAF/マニュアル時=最高約5コマ/秒、AIサーボAF時=最高約3コマ/秒と1コマ |
フィルム巻き戻し | 内蔵モーターによる完全自動式(途中巻き戻し可能) |
大きさと質量 | 158×106×70mm、625g(ボディ) |