- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1990年(平成2年)10月 |
発売時価格 | 69,000円(EF35-80mm F4-5.6付き) 47,000円(ボディ) |
小型・軽量(電池込み質量500g)。オートフォーカスの機能はワンショットAFと動体予測AIサーボAFの2方式、測光露出制御はシャッタースピード優先式TTL・AE、絞り優先式TTL・AE、インテリジェントプログラムAE、そして、被写界深度AEの自動露出モード、マニュアル測光は定点連動式を採用していた。給送関係はプリワインド方式、フィルム面反射光によりTTL自動調光制御をするガイドナンバー12(ISO 100・m)の手動ポップアップ式ストロボが、ペンタ部に内蔵されていた。
小型・軽量・廉価であり、しかも機能を省いたわけではないフルスペックカメラであった。そのためカメラの仕様と機能比較で買い得感があり大ヒットした。
EOS1000 QD-P(1991年11月発売)は、大ヒットした小型・軽量・低価格機、EOS1000 QDにパノラマ画面に対応できる着脱式のアダプターを用意し、ファインダー内にパノラマフレームを加えたスクリーン付きとした機種。
北米専用モデル:EOS REBEL S(QDなし)、EOS REBEL(ストロボ、QDなし)
欧州専用モデル:EOS 1000F(QDなし)、EOS 1000(ストロボ、QDなし)
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式マルチモードAF一眼レフカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | EF35-80mm F4-5.6他 |
マウント | EFマウント |
AF方式 | TTL位相差検出方式(ズレ検出)、AFモードはワンショット/動体予測・AIサーボAF、AF検出範囲はEV1~18(ISO 100) |
シャッター | 縦走行電子制御フォーカルプレーン・1/1000~30秒・B・X=1/90秒(ホットシュー式)、電子制御セルフタイマー内蔵(電子音作動報知) |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、倍率0.75倍、視野率90% |
ファインダー情報 | AF測距用マーク、合焦、部分測光範囲、深度優先AE、シャッタースピード値、絞り値、ストロボ使用勧告/同充電完了表示など |
測光・露出制御 | 複合型SPC素子使用、TTL開放測光シャッタースピード優先式AE/絞り優先式AE/インテリジェントプログラムAE/深度優先AE/撮影モード連動自動セット(4種のプログラムAE)定点連動マニュアル、露出補正は±2EV(1/2ステップ)可能、測光感度分布特性=画面3分割評価測光/中央部分(画面中央約 9.5%部)測光(AEロック機能付き)、測光連動範囲はEV2~20(ISO 100:F1.4)、フィルム使用感度域=IS0 6~6400 |
外部LCD表示 | シャッタースピード値=セット/演算値、絞り値=セット/演算値、フィルム感度、フィルム在否、フィルムカウンター、多重露出回数、露出レベル、深度優先AEなど |
内蔵ストロボ | ペンタ部内蔵手動ポップアップ式、フィルム面反射測光によるTTL自動調光制御(逆 光・低輝度自動検知自動発光)、ガイドナンバー12(ISO 100・m) |
使用電源 | 6Vのリチウム電池2CR5型1個 |
フィルム装填・給送 | フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動的に全フィルムを巻き上げ・自動停止、撮影ごとに内蔵モーターによってパトローネ内にフィルムを送り込むプリワインド式、巻き上げ速度は1コマ/秒と1コマ |
フィルム巻き戻し | 全フィルムを撮影後リーダー部を巻き込み自動停止 |
大きさと質量 | 148×100×69mm、500g(電池含む) |