- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1939年(昭和14年)4月 |
発売時価格 | 480円(ニッコール50mm F2.8、レンズフード、フィルムマガジン2個、フィルム巻き取り軸、ケース付き) * ニッコール50mm F2付き550円、同50mm F3.5付き390円、 同50mm F4.5付き335円 |
最新型(太平洋戦争後、S型とも称した)
標準型に1/20秒以下、1秒までのスローシャッタ一を組み込み高級仕様化した機種。ニッコールレンズも大口径のF2(3群6枚構成ゾナータイプ)、F2.8(3群4枚構成テッサータイプ)、さらにF4.5(3群4枚構成テッサータイプ)がF3.5付きに加わり、国産唯一の高級35mmカメラに相応しいラインナップとなった。スローシャッター用のガバナー(遅延機構を組み込むスペースの関係から前面部にあったフィルムカウンターは巻き上げノプの基部へと移され、内部機構の変更から一体成形だった段付き上カバーが、おとなしげな二体部品物へと変わった。スローシャッターダイアルは操作上の理由からレバー回転式が採用されていた。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式カメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | ニッコール50mm F3.5、同50mm F2.8、同50mm F2、同50mm F4.5、各レンズ付き |
マウント | 内3爪バヨネット式(専用)、レンズ着脱可能 |
シャッター | 2軸式の布幕横走行フォーカルプレーン1/500、1/200、1/100、1/60、1/40、1/20秒、Z(1軸 回転ダイヤル式)、1/8、1/4、1/2、1秒(レバー回転ダイヤル式) |
ファインダー | 二重像合致式連動距離計とポップアップ式の逆ガリレオ式ビューファインダーによる二眼式、焦点調節はストッパー解除によるギア回転式 |
フィルム装填・給送 | 底蓋取り外し底部落とし込み式、上部回転ノブ式 |
フィルムカウンター | 手動セット順算式0~39目盛り(上部巻き上げノブ基部) |
フィルム巻き戻し | 上部回転ノブ式 |
大きさと質量 | 136.5×69×30.5mm、700g(ニッコール50mm F3.5付き) |