- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1958年(昭和33年)9月 |
発売時価格 | 99,500円(50mm F1.2、キヤノンメーター、マガジン、ケース付き) 52,500円(ボディのみ) |
倍数系列の等間隔目盛り、1軸不回転シャッターダイアル式を採用した最初の機種。ファインダーの視野倍率を変える機能は、広角35mmレンズ用位置で0.65倍、50mmレンズ用位置では等倍、そして、測距用の拡大位置で1.55倍になる3段変倍式であった。それらの視野内には50mmと100mmでの視界を示すブライトフレームが内蔵されており、レンズ繰り出しに連動してパララックス(視差)は自動的に補正された。35.50mm以外の交換レンズ使用時には、アクセサリーシューに設けられたパララックス補正ピンによって、装着した専用、汎用ユニバーサルファインダーが上下動して補正する仕組みになっていた。フラッシュシンクロはFP、M-F、Xの全接点を備えたフルシンクロ、Xは高速の1/55秒で同調する性能だった。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式距離計連動カメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | キヤノン50mm F1.2他 |
マウント | ねじ式マウント |
シャッター | 2軸式の金属幕横走行フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1秒、B、X(1軸不回転ダイアル式)、セルフタイマー内蔵 |
フラッシュシンクロ | FP、X接点(自動切り替え式、X接点の同調秒時は1/55秒、ターミナルソケットはボディ側面の直結バヨネット式) |
ファインダー | 二重像合致式連動距離計と3段階に視野倍率を可変する回転式逆ガリレオビューファインダーを光路内に一体化した一眼式、可変倍率=35mmレンズ用で0.65倍、有効基線長=28mm、50mmレンズ用で等倍、有効基線長=43mm、測距用のMg位置で1.55倍、有効基線長=65.5mm、50・100mmレンズ用としてブライトフレーム付きパララックス自動補正機構内蔵、アクセサリーシュー部にレンズ繰り出しに連動する単独ファインダー用のパララックス補正ピン付き |
露出計 | (シャッターダイアルの回転に連動する絞り値読み取りセレン光電池式)、測光連動範囲は、ISO100の条件でEV10~19、EV4~13の高低2段切り替え式、低照度測光用ブースターの装着条件ではEV2までの測光が可能 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スプール差し込み式、底部トリガーによる1作動式(回転ノブ式も併備) |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式0~40目盛り、給送・巻き上げ確認機構付き |
フィルム巻き戻し | 折り畳み回転クランク式 |
大きさと質量 | 144×81×34mm、995g(50mm F1.2付き) |