- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1939年(昭和14年)4月 |
発売時価格 | 195円(ニッコール50mm F4.5、レンズフード、フィルムマガジン2個、フィルム巻き取り軸、ケース付き) |
普及型(Junior=J型ともいった)
距離計を省酪して距離目盛り合わせ式とし、逆ガリレオ式ビューファインダーだけを備えていた普及機能・低価格雛種。普及型のレンズマウントは、標準型と最新型に採用していた内3爪のバヨネット式ではなく、独自寸法によるスクリュー(ねじ式)マウントが採用されていた。標準装備のレンズにはニッコール5cm F4.5が用意され、価格は195円と廉価であった。
太平洋戦争終結後の企業再開時に残り部品を掻き集めて作った最初の機種がこの普及型であったが、外装部品もちぐはぐで最新型上カバーの流用、スローシャッターダイアルの位置を隠す盲蓋もまちまちであったと言う。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式カメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | ニッコール50mm F4.5 |
マウント | 独自ねじ式(ピッチ=inch/24山、フランジバック28.8mm) |
シャッター | 2軸式の布幕横走行フォーカルプレーン1/500、1/200、1/100、1/60、1/40、1/20秒、Z(1軸 回転ダイヤル式) |
ファインダー | 逆ガリレオ式ビューファインダー、焦点調節は目測距離合わせ式 |
フィルム装填・給送 | 底蓋取り外し底部落とし込み式、上部回転ノブ式 |
フィルムカウンター | 手動セット順算式0~39目盛り(上部巻き上げノブ基部) |
フィルム巻き戻し | 上部回転ノブ式 |
大きさと質量 | 136.5×69×30.5mm、620g(ニッコール50mm F4.5付き) |