- 概要
- 主な仕様
| 発売年月 | 1965年(昭和40年)3月 |
| 発売時価格 | 23,800円 1,800円(速写ケース) |
EE機構とファインダーを極力小型化し、内部構造や部材の配置もキヤノネットとは全く異なった新開発機種であったが、外観デザインの基本はキヤノネットのイメージを強く受け継いでいる。
機種名のQLは、自社開発のフィルム簡易装填方式QL(QuickLoading)の頭文字をとったものである。発売当初の機種にはCanonのブランド名の下にQuick Loadingの文字が刻印されていたが、その後QLマークができて、これにかわった。
| 型式 | 35mmレンズシャッター式距離計連動・シャッタースピード優先式EEカメラ |
| 画面サイズ | 24×36mm |
| 標準レンズ | SE45mm F1.7 (5群6枚構成) |
| シャッター | コパルSV、1/500~1秒、B、セルフタイマー内蔵、シンクロ接点はM、X切り替え式ドイツ型ソケット |
| ファインダー | 二重像合致式連動距離計と逆ガリレオ式ビューファインダーを光路内に一体化した一眼式、ブライトフレーム式パララックス自動補正トリミング・マークファインダー、倍率0.7倍、視野上部にF1.7~F16までの絞り目盛りとメーター指針のある適正露出窓/連動範囲外警告 |
| 露出計とEE機構 | CdS式、クシ歯制御式シャッタースピード優先式EE、測光連動範囲=EV2.5~19(ISO 100)、測光連 動範囲=EV2.5~19(ISO 100)、フィルム感度使用域=ISO25~400、AUTO解除によるマニュアル露出可能 |
| 使用電源 | 1.3VのHP型水銀電池1個 |
| フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉フィルム位置合わせ、裏蓋閉じでレバー巻き上げを行うクイック・ローディング(QL機構)シス テム、上部レバー120度回転1作動式 |
| フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
| フィルム巻き戻し | 上部回転クランク式 |
| 大きさと質量 | 140×79×37mm、830g |
