- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1965年(昭和40年)10月 |
発売時価格 | 16,000円 1,300円(ケース)、300円(リストストラップ) |
ラピッドシステムによるハーフサイズカメラで、ダイアル35の開発によって培ったスプリングモーター巻き上げ、CdS素子窓の仕様と機能の特徴を活かした機種で、撮影レンズには新設計の4群5枚構成、SE30mm f2.5が装着された。
ラピッドシステムは、コダック社のインスタマチックシステムが大きなシェアを占めた関係から次第に先細りとなり、キヤノンは、このダイアルラピッドを最後にして、後継機種の開発は見送られた。
型式 | 35mmレンズシャッター式ゾーンフォーカス・ハーフサイズカメラ(ラピッドシステム)、ノブ巻き上げによるスプリングモーター自動巻き上げ式 |
画面サイズ | 24×18mm |
標準レンズ | SH30mm F2.5(4群5枚構成) |
シャッター | セイコーシャ、1/500~1/30秒、B、セルフタイマー内蔵(ダイアル回転式)、フラッシュシンクロはX接点式、カメラ上部にAG-1バルブ専用フラッシュガン付き |
ファインダー | ブライトフレーム付き逆ガリレオ式ファインダー、倍率0.43倍、視野率90%、視野内に設定したシャッタースピードに対応した適正の絞り値、高低輝度警告、近・中・遠距離を示すピクトグラフ |
焦点調節 | レンズ前玉回転ゾーンフォーカスマーク式、0.8~15m(∞) |
EE機構 | CdS素子使用のシャッタースピード優先式EE、測光連動範囲=EV8~17(ISO 100)、フィルム感度域=ISO 25~400(カッセトによるオートセット式) |
フィルム装填・給送 | 巻き取り側に空のラピッドカセットをあらかじめ装填、未使用フィルム入りカセットを装填し、裏蓋を閉じ、カメラ下部のノブ式スプリングモーター巻き上げ動作で空送り自動セット、撮影の都度、空カセットに巻き込まれる、フルチャージで24コマ分(1本分)の連続撮影が可能 |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | なし |
使用電源 | 1.3VのHM-N型水銀電池1個 |
大きさと質量 | 113×80×49mm、395g |