フィルムカメラ

35mmフォーカルプレーンシャッター式目測距離合わせ式カメラ

普及型スロー付

  • 日本名称
  • 北米名称
  • 欧州名称 / アジア名称 / オセアニア名称
  • 概要
  • 主な仕様
発売年月 1939年(昭和14年)
発売時価格 不明

距離計なしの普及型に1/20秒以下、1秒までのスローシャッターを装備した機種。用途は、スローシャッターを必要とする複写、顕写(顕微鏡写真)、天体写真などの特殊分野での撮影用と思われる。
約50台が作られたとの資科があるが、詳細も、価格も不明。この頃、精機光学でレンズを自前で作る動きがあった。3群4枚構成テッサータイプの50mmF4.5、3群4枚構成のゾナータイプの距離計非連動式の135mmF4が試作され、社内公募によるセレナー名(月面にある湖の名前からヒントを得たと言われている)が決まっていた。
しかし、カメラ用にと作られるようになったのは、戦後の1947年(昭和22年)からであった。

型式 35mmフォーカルプレーンシャッター式カメラ
画面サイズ 24×36mm
標準レンズ ニッコール50mm F4.5
マウント 独自ねじ式
シャッター 2軸式の布幕横走行フォーカルプレーン1/500、1/200、1/100、1/60、1/40、1/20秒、 Z(1軸 回転ダイヤル式)、1/8、1/4、1/2、1秒(1軸回転ダイヤル式)
ファインダー 逆ガリレオ式ビューファインダー、焦点調節は目測距離合わせ式
フィルム装填・給送 天蓋取り外し底部落とし込み式、上部回転ノブ式
フィルムカウンター 手動セット順算式0~39目盛り(上部巻き上げノブ基部)
フィルム巻き戻し 上部回転ノブ式
大きさと質量 136.5×69×30.5mm、質量は不明