- 概要
- 主な仕様
| 発売年月 | 1966年(昭和41年)3月 |
| 発売時価格 | 72,800円(FL50mm F1.2付き) 60,800円(FL50mm F1.2付き) * 外装を黒塗装処理したブラックは1,000円高 |
FTQLと同時に発売されたペリックスの改良機種。
フィルムの簡易装填機構が付き、低照度測光用のキヤノンブースターもFTQLとの共用化が図られ、絞り込みレバーにロック機構が付いた。
新たに設計されたFL50mm F1.4 IIは、高解像力、高コントラスト性、カラーバランス性能に傑出した光学性能との定評があった。
このレンズは、後のFDレンズ設計への規範となり、多くの交換レンズを生む中核となった。
| 型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
| 画面サイズ | 24×36mm |
| 標準レンズ | FL58mm F1.2、FL50mm F1.4II |
| マウント | FLマウント |
| シャッター | 2軸式の金属幕横走行フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1秒、(T)、X、セルフタイマー内蔵、(セルフタイマーレバーは測光用絞り込みレバーと兼用) |
| フラッシュシンクロ | FP、X接点自動切り換え式、ドイツ型ソケット |
| ファインダー | ペンタ固定アイレベル式。(ミラーは20/1000mm厚の極薄マイラーフィルムを蒸着処理によって半透明鏡とした固定式)、倍率=0.9倍(FL50mm)、視野率=上下90%、左右93%、スクリーンは中央にマイクロプリズム式距離計をもつフレネルマット式、視野内に測光範囲、 露出計指針および定点、アイピースシャッター付き |
| 露出制御 | CdS素子使用、TTL絞り込み定点合致中央部分測光式(中央12%部分)、測光連動範囲はEV1～18(ISO 100)、フィルム感度使用域ISO 25～2000、1.3VのHD型水銀電池使用、バッテリーチェック機構付き、低照度測光用の補助メーター、ブースターがFTQLと兼用型になって用意された |
| フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉オートローディング、上部レバー174度回転、予備角21度(小刻み巻き上げ可能) |
| フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
| フィルム巻き戻し | 折り畳み回転クランク式 |
| 大きさと質量 | 144×91×100mm、1,110g (FL58mm F1.2付き) |