- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1966年(昭和41年)5月 |
発売時価格 | 15,800円 1,200円(ケース)、300円(リストストラップ) |
キヤノンデミラピッドの機能はそのままで通常の35mmフィルムのハーフサイズ版とした機種で、デミシリーズの最高級カメラであった。
4群6枚構成のSH30mm F1.7の大口径レンズ付き、ファインダーはブライトフレーム付きの逆ガリレオ式、視野右に露出計指針と適正露出窓(絞り目盛り付き)、視野下に近・中・遠の被写体距離を示すピクトグラフと、レンズの繰り出しに連動して動く距離合わせ用の指針があった。
測光露出制御は、CdS素子使用の露出計によるシャッタースピード優先式EEで、高仕様と高機能から多くのユーザーに愛用された。
型式 | 35mmレンズシャッター式ゾーンフォーカス・ハーフサイズカメラ |
画面サイズ | 24×18mm |
標準レンズ | SH30mm F1.7(4群6枚構成) |
シャッター | セイコーシャ、1/500~1/8秒、B、セルフタイマー内蔵、フラッシュシンクロはX接点式 |
ファインダー | ブライトフレーム付き逆ガリレオ式ファインダー、倍率0.45倍、視野率90%、視野内右に露出計指針と適正露出窓(絞り目盛り付き)、その両端に露出オーバーおよび露出アンダー域表示と連動範囲外警告、視野下部に近・中・遠距離を表すピクトグラフとレンズのフォーカシングリング操作に連動する 距離合わせ用指針 |
焦点調節 | レンズのフォーカシングリングによるゾーンフォーカスマーク式、0.8~15m(∞)、1・3・15m位置に近・中・遠距離を表すピクトグラフ付き、フォーカシングリング上に距離目盛りあり |
EE機構 | CdS素子使用のシャッタースピード優先式EE、 測光連動範囲はEV4.5(1/8秒、F1.7)~17(1/500秒、F16)=IOS 100、 フィルム感度使用域=IOS 25~400 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スープル差し込み式、上部レバー145度回転(予備角20度)、小刻み巻き上げ可能 |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 上部回転クランク式 |
大きさと質量 | 117×71×48mm、445g |