- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1967年(昭和42年)4月 |
発売時価格 | 11,300円 1,200円(ケース)、300円(リストストラップ) |
キヤノンデミEE 28は、第1号機のデミや、レンズ交換式デミCの標準レンズに使用されていたSH28mm F2.8を採用。測光露出はセレン光電池使用によるプログラム式EE、中距離の3m位置にフォーカシングリングを合わせると、パンフォーカス(被写界深度 内)になるゾーンマークが付いていた。
しかし、この頃になるとネガカラーの需要が伸び、フィルムが高価でなくなってきたので、フィルムを倹約すると言った傾向が失われつつあった。
従って、倍の枚数が写せるハーフサイズカメラの持つメリットも、次第に薄れかけて来ていた。
型式 | 35mmレンズシャッター式ゾーンフォーカス・ハーフサイズカメラ |
画面サイズ | 24×18mm |
標準レンズ | SH28mm F2.8(3群5枚構成) |
シャッター | セイコーシャ、プログラム式、EV8(1/30秒、F2.8)~17.5(1/300秒、F25)とB、フラッシュシンクロはX接点式 |
ファインダー | ブライトフレーム付き逆ガリレオ式ファインダー、倍率0.42倍、視野率90%、視野内右にシャッタースピードが1/60~1/300秒でレンズの絞り値がF5.6よりも小絞り側に絞り込まれている適正露出範囲を示すフレームラインと露出計指針および高低輝度警告、スナップゾーンマーク (パン・フォーカス範囲となる、ゾーンフォーカスマークは中距離の3mにセットする) |
焦点調節 | レンズのフォーカシングリングによるゾーンフォーカスマーク式、0.8~15m(∞)、1・3・15m位置に近・中・遠距離を表すピクトグラフ付き |
EE機構 | セレン光電池式露出計使用の完全自動プログラム式EE、測光連動範囲はEV8~17(ISO 100)、フィルム感度域=ISO 25~400 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スープル差し込み式、上部回転レバー145度回転(予備角20度)、小刻み巻き上げ可能 |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 上部回転クランク式 |
大きさと質量 | 116×69×39mm、290g |