- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1968年(昭和43年)4月 |
発売時価格 | 14,100円 1,000円(ケース) |
ユニークなダイアル35の改良型後継機。
露出計用の電源がMP型からHD型の1.3V水銀電池に変わり、フィルム感度の使用域がISO10~1000(旧型はISO8~500)に拡大、スプリング容量も増え、巻き上げ能力が向上した。
ハンドストラップがグリップ部に付き、Canon DIAL35-2の商品名と距離指標が一枚の黒色プレートに一体化して付けられ、旧型との判別は容易だった。
型式 | 35mmレンズシャッター式ゾーンフォーカス・ハーフサイズカメラ、グリップ内のスプリングモーターによる自動巻き上げ(連続撮影可能)と自動巻き戻し式 |
画面サイズ | 24×18mm |
標準レンズ | SE28mm F2.8(3群5枚構成) |
シャッター | セイコーシャ、1/250~1/30秒、B、ビハインド式、フラッシュシンクロX接点式、ボディ側面に直結式ホットシューとドイツ型ソケット付き |
ファインダー | ブライトフレーム付き逆ガリレオ式ファインダー、倍率0.42倍、視野率90%、視野内右に近・中・遠距離を示すピクトグラフと距離表示針、シャッタースピードが1/30~1/250秒でレンズの絞り値がF5.6よりも小絞り側に絞り込まれている適正露出範囲を示すフレームライン= スナップゾーンマーク(パンフォーカス範囲となる、ゾーンフォーカスマークは中距離の3mにセットする),下側に絞り目盛り(F5.6~22間は緑色窓)と露出計指針、両側に高低輝度警告 |
焦点調節 | レンズのフォーカシングレバーによるゾーンフォーカスマーク式、0.8~15m(∞) |
EE機構 | CdS素子使用のシャッタースピード優先式EE、 測光連動範囲=EV8(1/30秒、F2.8)~17(1/250秒、F22)=ISO 100、測光能力の限界はEV21まで、フィルム感度使用域=ISO 10~1000、絞りノブの引き出し回転による手動絞り設定も可能 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スプール差し込み式、裏蓋閉じ、スプリングモーター巻き上げで自動空送り完了、フルチャージで約20コマ分の連続撮影が可能、連続撮影の巻き上げ速度は2コマ/秒 |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式、巻き戻しに連動してコマ数が逆算する可逆式 |
フィルム巻き戻し | スプリングモーターをフルチャージ(巻き戻しRボタンセット)レリーズボタン押しでスタートする自動巻き戻し式 |
使用電源 | 1.3VのHD型 1個 |
大きさと質量 | 99×76×44mm、410g |