- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1970年(昭和45年)3月 |
発売時価格 | 15,000円 1,500円(ケース) * 水深15mまで可能の専用水中ケース「キヤノマリン」がアクセサリーとして用意されていた。アクリル樹脂製ケースは152×130×84mm、320g(価格5,900円) |
オートロード342と同仕様のカメラだが国内ユーザーには馴染まないと判断して、デルタ距離系をゾーンフォーカス式に変えた。発売時には人気を得たが、フィルム位置をカメラ側で決められないカートリッジ式の宿命から、明るいレンズや焦点距離の長いレンズは望めず等の理由から高級仕様のカメラを開発するには至らず、システム自体が姿を消していったのであった。
型式 | レンズシャッター式コダパック・カートリッジ使用のインスタマチックカメラ |
画面サイズ | 28.5×28.5mm |
標準レンズ | 40mm F2.8(3群4枚構成) |
シャッター | コパル、メカ制御によるエバーセット型プログラム式EE、EV8(1/30秒、F2.8=ISO160)~ 17(1/800秒、F13)間の全域、シャッタースピード目盛り1/30~1/500秒、倍数系列目盛り、1/800秒の目盛りはなし |
ファインダー | ブライトフレーム付き逆ガリレオ式ファインダー、倍率0.45倍、視野内にシャッタースピード目盛り、露出計指針、低輝度警告兼フラッシュレディ表示、高輝度警告、近距離用パララックス補正マーク |
焦点調節 | レンズのフォーカシングレバー操作によるゾーンフォーカスマーク式、1m(近)、3m(中)、15m(遠)の各距離にピクトグラフ付き |
EE機構 | セレン光電池式露出計による完全自動プログラム式EE、測光連動範囲=EV8~17(ISO100)、フィルム感度使用域=ISO64と160の二段階(フィルム感度オートセット式) |
フラッシュ機構 | 撮影距離とF値が連動して適正露出量を自動制御するフラッシュマチック式、フラッシュキューブ専 用、内蔵モーターにより自動フィルム巻き上げと連動して未発光バルブ自動セット |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉、カートリッジ装填、シャッターレリーズボタン押しで自動空送りされるオートセット式、巻き上げは内蔵モーターの自動巻き上げ |
フィルムカウンター | 裏窓で直視可能のフィルム裏紙ナンバー確認式 |
フィルム巻き戻し | なし |
使用電源 | 1.5Vの単4型電池2本(カメラ用/フラッシュ用兼用) |
大きさと質量 | 120×70×63mm、400g(電池なし) |