35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ
F-1高速モータードライブカメラ
F-1 High Speed Motor Drive Camera
F-1 High Speed Motor Drive Camera
- 日本名称
- 北米名称
- 欧州名称 / アジア名称 / オセアニア名称
- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1972年(昭和47年)2月 |
発売時価格 | 300,000円(ボディセット) |
堅牢無比、耐久性抜群のF-lの特性を活かし、ペリックスで培われた固定ペリクルミラーを使用して、35mmカメラで世界最高速(発売当時)のコマ数を実現した。
シャッタースピードは最高速の1/1000秒から、l/60秒までの範囲で、36枚撮りフィルムを4秒間で撮り終わる毎秒9コマの超高速撮影が可能。高速連続撮影専用機のため、測光機構は搭載せず、セルフタイマーも除かれていた。レンズの絞り込み操作も自動絞り式ではなく、カメラ側の絞り込みレバーを手動で倒して使う手動絞り式が採用されていた。
ドイツのミュンヘン市で開催されたオリンピックに合わせ、プロ、報道カメラマン向けに発売された。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | FD55 mm F1.2SSC、FD50 mm F1.4SSC |
マウント | FDマウント |
シャッター | 4軸式の金属幕横走行フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60秒 |
フラッシュシンクロ | なし、セルフタイマーなし |
ファインダー | ペンタ着脱可能アイレベル式、倍率0.77倍、視野率97%、スクリーンは中央にマイクロプリズム式距離計をもつフレネルマット式を標準タイプAといい、他に交換スクリーン8種完備(ミラーは20/1000mm厚の極薄マイラーフィルムを蒸着処理によって半透明鏡とした固定式) |
測光・露出制御 | なし、絞り操作はカメラ側の絞り込みレバーを押し込む手動絞り式 |
使用電源 | 単3型電池20本、外部電源式バッテリーケースにバッテリーマガジンを介して収納する、カメラへの電源供給は電源コードによる、給送能力は新品電池使用で36枚撮りフィルムで約30本 |
フィルム装填・給送 | ロック機構付き裏蓋開閉スプール差し込み式、電動モーターによる自動巻き上げ、巻き上げ速度=約9コマ/秒・約7コマ/秒・約4コマ/秒の3段階での選択が可能(変換ダイアル式) |
フィルムカウンター | 手動セット逆算式、0目盛り位置で自動停止 |
大きさと質量 | カメラ部=147×149×43mm、1,180g 外部バッテリーケース質量は630g(電池含む) |