- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1972年(昭和47年)2月 |
発売時価格 | 39,000円(EX50mm F1.8付き) |
従来の35mm一眼レフカメラは難解だとするビギナーの愛好家に多く愛用された、TTL開放測光、シャッタースピード優先式のAE一眼レフカメラで、EX EEの改良型であった。
レンズの開放f/NO補正を、手動式からレンズ装着と同時に自動補正される方式に改良、望遠レンズのEX125mm F3.5が交換レンズとして迫加された。
またレンズのフォーカシングリングにフラッシュオート機構が付き、EX50mm F1.8レンズの場合には専用スピードライトのキヤノライトDをホットシューに取り付けると、撮影距離に応じた適正露出が自動セットされるCATシステムを採用、夜でも簡単操作で失敗のないきれいな写真が撮れるようになった。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | EX50mm F1.8(2群3枚構成の後群系はボディ側) |
マウント | 専用ねじ式マウント(前群交換式EXマウント) |
シャッター | 2軸式の布幕横走行フォーカルプレーン1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8秒、B、X、セルフタイマー内蔵 |
フラッシュシンクロ | FP、X接点自動切り換え式、ドイツ型ソケットおよびホットシュー |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、視野中央にマイクロプリズム式距離計をもつコンデンサーレンズとフレネルスクリーンによる空中像式ファインダー、倍率=0.9倍(EX50mm)、視野率=上下92%・左右94%、視野内に露出計指針、絞り目盛り、高低輝度連動範囲外警告マーク |
露出制御 | CdS素子使用、TTL開放測光シャッタースピード優先式AE、測光感度分布特性は中央部重点平均測光、開放F値の補正は自動式、測光連動範囲はEV4.7~17(ISO 100でEX50mm F1.8の使用条件)、フィルム感度使用域はISO 25~800 |
使用電源 | 1.3VのHD型水銀電池 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉オートローディング、上部レバー174度回転、予備角21度(小刻み巻き上げ可能) |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 折り畳み回転クランク式 |
大きさと質量 | 143×92×84mm、900g(EX50mm F1.8付き) |