- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1976年(昭和51年)4月 |
発売時価格 | 81,000円(FD50mm F1.4SSC付き)、4,000円(ケース) |
1976年4月、後に世界規模で大ヒットしたAE-1が、多くの期待を担いつつ発売された。
その頃の35mm一眼レフ市場は、キヤノンのFTb、FTb-Nを含むTTLマニュアル測光機が主流を占めており、AE機能の一眼レフカメラは最高級システム一眼レフカメラとの狭間にあって、生産量も少なく高価格帯機種との位置づけにあった。
AE-1は、設計の根本から見直し、5大ユニットと25の小ユニットに分け、それをマイクロコンピュータが中央集中制御する方式を採用。電子化により部 品点数を従来機種より300点も減らした。また、生産にも自動化を大幅に取り入れ、高機能、低価格を実現した。「連写一眼」のキャッチフレーズで一世を風靡した。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | FD50mm F1.4SSC、FD50mm F1.8SC |
マウント | FDマウント |
シャッター | 4軸式の布幕横走行フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1、2秒、B、X、全速電子制御式、セルフタイマー内蔵(LED点滅作動表示) |
フラッシュシンクロ | X接点、ドイツ型ソケットおよびホットシュー式 |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、倍率0.86倍、視野率=上下93.5%、左右96%、スクリーン中央にスプリットイメージ式距離計、その周囲にマイクロプリズム式距離計を備えたフレネルマット式、視野内に露出計指針、絞り目盛り、高輝度連動範囲外警告表示赤マーク、絞り込み測光用定点兼 バッテリーチェックマーク、低輝度連動範囲外警告表示LED |
露出制御 | SPC素子使用、TTL開放測光シャッタースピード優先式AE/TTL絞り込み定点合致式マニュアル測光、測光感度分布特性は中央部重点平均測光、露出補正機構=+1.5EV、測光連動範囲はEV1~18(ISO 100:F1.4)、フィルム感度使用域はISO 25~3200 |
使用電源 | 6Vの4G-13型酸化銀電池又は4LR44アルカリマンガン電池1個 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スプール差し込み式、上部レバー120度回転、予備角30度(小刻み巻き上げ可能) *ワインダーAによる電動自動巻き上げ可能 |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 折り畳み回転クランク式 |
大きさと質量 | 141×87×48mm、590g(ボディ) |