- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1977年(昭和52年)10月 |
発売時価格 | 36,300円 2,500円(ケース) |
スピードライト(ストロボ)を内蔵したキヤノン最初のカメラであった。
向かって右肩に発光部を内蔵して、必要時に手動でポップアップさせるとストロボの充電が始まった。収納も手動式で、撮影距離と使用フィルムの感度によって、発光量に対する適性の絞り値を自動的にセットするCATシステムを採用していた。
ピント合わせは二重像合致式距離計、露出のコントロールは全自動のプログラム式EE、撮影と同時写し込みのデート機構はデートマチック同様のレンズ鏡筒 内に組み込まれており、巻き上げ後、シャッターボタンを半押しするとファインダー内下部中央に日付が表示された(実際の写し込みは画面右下部)。
国内市場では、野球の夜間試合の「ナイター」という愛称で、親しまれていた。
型式 | 35mmレンズシャッター式距離計連動・プログラムEEカメラ、スピードライト内蔵、日付(年、月、日)同時写し込み機構付き |
標準レンズ | 40mm F2.8(4群5枚構成) |
シャッター | パリオ・メカ制御式、 EV9(1/60秒、F2.8)~17(1/320秒、F20)=ISO 100、セルフタイマー内蔵(メカ制御式) |
ファインダー | 二重像合致式連動距離計と逆ガリレオ式ビューファインダーを光路内に一体化した一眼式、ブライトフレーム式パララックス補正マーク付、視野右側に絞り値とメーター指針、バッテリーチェック位置、上下に 連動範囲外警告、下側中央にデート写し込み位置表示、倍率0.51倍、視野率=上下82.7%、左右85% |
EE機構 | CdS式、完全自動プログラム式EE、測光連動範囲=EV9~17(ISO 100)、フィルム感度使用域=ISO 25~ 400 |
使用電源 | 1.35VのH-D型水銀電池2個、バッテリーチェック可能、内蔵スピードライト用に1.5Vの単3型電池1本 |
内蔵スピードライト | ガイドナンバー12(ISO 100・m)、機能=手動ポップアップ式、撮影距離および使用フィルムの感度に応じて適正の絞り値を自動セットするキヤノン・オートチューニングシステム(CATS)全自動式 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スプール差し込み式、上部レバー130度回転1作動式、予備角15度、小刻み巻き上げ不可 |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 上部回転クランク式 |
大きさと質量 | 122×75×61mm、540g |