- 主な仕様
発売年月 | 1969年(昭和44年)6月 |
発売時価格 | 192,000円 |
レンズ構成(群) | 5 |
レンズ構成(枚) | 6 |
絞り羽根枚数 | 6 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離(m) | 10 |
最大撮影倍率(倍) | 0.059 |
フィルター径(mm) | 95 |
最大径x長さ(mm)x(mm) | 106 x 300 |
質 量(g) | 2,700 |
特殊な光学特性をもつ蛍石(CaF2)と光学ガラスの組合せにより完成した、従来の望遠レンズの概念を打ち破る画期的望遠レンズ。コンパクト、高解像力、超色消し、ハイコントラストなどの特性を備えている。
蛍石は光学ガラスでは得難い低屈折率、低分散率の特性を備え、補正困難な色収差の2次スペクトル(残存収差)の除去に極めて有効であり、その特性と光学ガラスの組合せにより超色消し(アポクロマート)レンズを完成。望遠レンズの解像力の低下は主として色収差が原因し、画像はフラットになりがちであったが、望遠レンズでありながら画面の周辺でも100本/mmという高解像力、ハイコントラストの画面を作り出すことに成功した。同時に、望遠比がわずか0.65(従来の光学系では1.0~0.95)と極めて小さく、手持ち撮影ができるほどコンパクトに収まった。