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エリザベータ・トゥクタミシェワ※2015/3/18更新

プロフィール

パーソナルベスト

今季のプログラム

スポーツライター 野口美恵's EYE

ISU グランプリファイナル 2014

ロシアの「ソチ五輪金メダル候補生」として、ジュニアの時から頭角を現してきたトゥクタミシェワ。14歳の時に世界ジュニア選手権の銀メダリストとなると、シニアデビューとなる2011年カナダ杯で優勝し、ロシアの期待を背負ってきた少女です。しかし最も重要な昨季、突然の不調でグランプリファイナルの進出を逃すと、さらにロシア国内選手権は10位となり、ソチ五輪出場を逃しました。

成長期での体重増加により、ジャンプの不調だけでなく、ステップも演技力もすべての面で調子を落としていたトゥクタミシェワは、昨季は引退さえささやかれました。しかし今季、そんな周囲の評判のすべてを払拭するような、開眼の演技を披露してくれています。長年のファンが待ち焦がれた復活といえるでしょう。

ショートは『ボレロ』。単調なメロディの繰り返しで、大人の表現力を試されるプログラムです。冒頭では、高さのある「3回転トウループ+3回転トウループ」を決めて、力強い音楽と見事に一体化しています。曲全体を通して、体中のバネを使った多様な動きが止めどなく押し寄せてきて、目が離せません。いつまでも観ていたいと思っているうちに、あっという間に曲が終わってしまい名残惜しくなるほど、素晴らしい作品に仕上げてきました。特に、彼女の持つパッションを存分に表現できる曲で、今後彼女の“十八番"になることでしょう。

フリーは、お得意のオリエンタル系ミュージックです。昨季の不調から脱却するには、踊り慣れたタイプの曲を選ぶことは決して悪いことではありません。冒頭では「3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転ループ」を決めてきます。特に3つ目の「2回転ループ」で最も高さが出るところが注目ポイント。普通の選手は、3連続ジャンプの3つめは小さくて低いジャンプになりがちですが、トゥクタミシェワの3連続は最後までダイナミックです。

彼女の一番の魅力は、全身のバネの柔らかさ。演技面でも、沈んだり、上に伸び上がったりという、複雑な上下の動きをこなせます。観ているときに「次はどんな動きをしてくれるだろう」とワクワク感をもたせてくれて、他の選手とは一線を画した個性溢れる演技を披露してくれます。

もちろん、全身のバネが強いため、すべてのジャンプに高さがあります。上へ上へと跳んでいくジャンプは、女子とは思えないほど力強さを感じさせます。また3回転ルッツと3回転フリップを見事に跳び分けることができるため、ジャンプの種類でも、観ている人を飽きさせません。

今季の課題は、ジュニアの頃は余裕で跳んでいた「3回転ルッツ+3回転トウループ」や「3回転フリップ+3回転トウループ」など、難度の高い組み合わせのジャンプ。これが決まってくれば、グランプリファイナルの頂点も夢ではありません。

ISU 世界フィギュアスケート選手権 2015

浅田真央が休養中の今季、世界女子のなかで最も話題になっているのは「次に誰がトリプルアクセルを跳ぶか」。その中で、練習ではすでにクリーンなトリプルアクセルを成功させており、2015年1月にはB級国際大会でトリプルアクセルに初挑戦したのが、エリザベータ・トゥクタミシェワです。惜しくも転倒しましたが、成功させれば、スピードと高さのある彼女のジャンプは、必ずプラス評価がつくことでしょう。

すでに練習での成功映像をインターネット動画にアップロードし、ライバル達を牽制。この世界選手権でも、その強烈なジャンプを私達に見せてくれる可能性もあります。

今年3月の時点ではトリプルアクセルの話題で取り上げられがちですが、今季の彼女はトリプルアクセルだけでなく、“復活劇”が話題になっています。ここまでに、紆余曲折の物語がありました。

ロシアの「ソチ五輪金メダル候補生」として、ジュニアの時から頭角を現してきたトゥクタミシェワ。14歳の時に世界ジュニア選手権の銀メダリストとなると、シニアデビューとなる2011年カナダ杯で優勝し、ロシアの期待を背負ってきた少女です。しかし最も重要な昨季、突然の不調でグランプリファイナルの進出を逃すと、さらにロシア国内選手権は10位となり、ソチ五輪出場を逃しました。

成長期での体重増加により、ジャンプの不調だけでなく、ステップも演技力もすべての面で調子を落としていたトゥクタミシェワは、昨季は引退さえささやかれました。しかし今季、そんな周囲の評判のすべてを払拭するような、復調の演技を見せているのです。

ショートは『ボレロ』。単調なメロディの繰り返しで、大人の表現力を試されるプログラムです。冒頭では、高さのある「3回転トウループ+3回転トウループ」を決めて、力強い音楽と見事に一体化しています。曲全体を通して、体中のバネを使った多様な動きが止めどなく押し寄せてきて、目が離せません。いつまでも観ていたいと思っているうちに、あっという間に曲が終わってしまい名残惜しくなるほど、素晴らしい作品に仕上げてきました。特に、彼女の持つパッションを存分に表現できる曲で、今後彼女の“十八番"になることでしょう。 フリーは、お得意のオリエンタル系ミュージックです。昨季の不調から脱却するには、踊り慣れたタイプの曲を選ぶことは決して悪いことではありません。冒頭では「3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転ループ」を決めてきます。特に3つ目の「2回転ループ」で最も高さが出るところが注目ポイント。普通の選手は、3連続ジャンプの3つめは小さくて低いジャンプになりがちですが、トゥクタミシェワの3連続は最後までダイナミックです。

彼女の一番の魅力は、全身のバネの柔らかさ。演技面でも、沈んだり、上に伸び上がったりという、複雑な上下の動きをこなせます。観ているときに「次はどんな動きをしてくれるだろう」とワクワク感をもたせてくれて、他の選手とは一線を画した個性溢れる演技を披露してくれます。

もちろん、全身のバネが強いため、すべてのジャンプに高さがあります。上へ上へと跳んでいくジャンプは、女子とは思えないほど力強さを感じさせます。また3回転ルッツと3回転フリップを見事に跳び分けることができるため、ジャンプの種類でも、観ている人を飽きさせません。

今季は、「3回転トウループ+3回転トウループ」を安定させ、ジャンプの難度だけには頼っていません。ジャンプ・スピン・ステップすべての質が高くプラス点をもらうことで、“大人の選手”らしい作戦で得点を稼いでいます。

グランプリファイナルではシニア4季目にして優勝。ロシア国内選手権は惜しくも2位となりましたが、欧州選手権も初優勝を果たし、勢いがあります。世界選手権の頂点を、最も本気で狙っているのが彼女でしょう。

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