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活動情報

2020年10月26日

国宝「松林図屏風」などの高精細複製品5点を国立文化財機構へ寄贈

2020年10月26日(月)、東京国立博物館において、綴プロジェクト第13期で制作した「松林図屏風」「納涼図屏風」「歌舞伎図屏風」「秋草図屏風」「唐船・南蛮船図屏風」の高精細複製品を、独立行政法人 国立文化財機構へ寄贈しました。

国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆)は、霞に包まれて見え隠れする松林のなにげない風情を情緒豊かに表現した、近世水墨画における最高傑作といわれる作品です。綴プロジェクトでは第1期(2007年度)に同作品の高精細複製品を制作・寄贈していますが、撮影システムの刷新やプリント技術の向上により、今期では総画素数が約54億画素の高解像データを取得し、オリジナルにより忠実な高精細複製品の制作を実現しました。

2020年10月27日より12月6日まで東京国立博物館で開催されている、親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン!「なりきり日本美術館リターンズ」では、綴プロジェクトで寄贈した「松林図屏風」、文化財活用センターとの共同研究プロジェクトで制作した「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の高精細複製品が展示されます。本イベントでは、高精細複製品に映像を投影するプロジェクションマッピングを行うなど、高精細複製品ならではの新たなアート体験が提供されます。

また、東京国立博物館の北側庭園にある九条館にて「納涼図屏風」(10月27日~11月8日)、「秋草図屏風」(11月10日~23日)、「歌舞伎図屏風」(11月25日~12月6日)が展示されます。なお、九条館の使用が予定されている日の展示は行いません。

ニュースリリース「国宝「松林図屏風」などの高精細複製品を国立文化財機構へ寄贈 寄贈作品を東京国立博物館にて展示」

第13期寄贈作品の目録贈呈
第13期寄贈作品の目録贈呈
「松林図屏風」の高精細複製品を使用した展示
「松林図屏風」の高精細複製品を使用した展示
「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の高精細複製品を使用した展示
「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の高精細複製品を使用した展示
九条館に展示された「秋草図屏風」の高精細複製品
九条館に展示された「秋草図屏風」の高精細複製品

2019年6月24日

フリーア美術館が所蔵する葛飾北斎の肉筆画13点の高精細複製品を墨田区へ寄贈

2019年6月24日(月)、東京都墨田区のすみだ北斎美術館において、「綴プロジェクト 高精細複製画で綴る スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」のオープニングセレモニーが開催され、その中で綴プロジェクトの第12期作品として制作した米国の国立スミソニアン協会フリーア美術館が所蔵する葛飾北斎の肉筆画13点の高精細複製品を墨田区へ寄贈しました。

日本美術の宝庫として知られるフリーア美術館は、所蔵品の門外不出を掲げており、現地を訪問しない限り、鑑賞することができません。
同館が所蔵する日本美術1万2,700点の中から、葛飾北斎の肉筆画13点を選び、それらの高精細複製品を北斎ゆかりの地である墨田区に寄贈することで、日本絵画の名品の“里帰り”が実現しました。

寄贈した作品は、2019年6月25日より8月25日まで、すみだ北斎美術館で開催される「綴プロジェクト 高精細複製画で綴る スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」で展示されます。

オープニングセレモニーでの記念撮影
オープニングセレモニーでの記念撮影
畳を敷き座って鑑賞
畳を敷き座って鑑賞
玉川六景図の高精細複製品
玉川六景図の高精細複製品
十二ヶ月花鳥図の高精細複製品
十二ヶ月花鳥図の高精細複製品

2018年10月29日

文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクト発足
「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」を文化財活用センターへ寄贈

2018年10月29日(月)、キヤノンと国立文化財機構文化財活用センター(以下、文化財活用センター)は、文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトの発足について発表しました。共同研究プロジェクトでは、キヤノンと特定非営利活動法人 京都文化協会による「綴プロジェクト」の技術を用いて高精細複製品を制作するとともに、高精細複製品の新しい活用方法について共同研究および実証実験を行います。

また、当日は共同研究プロジェクトの発足を記念し、綴プロジェクト第11期作品で制作した「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」の高精細複製品を文化財活用センターへ寄贈しました。同屏風は江戸時代の作品で、平家の滅亡を導いた二つの戦いが両隻に描き分けられています。オリジナルは現在、英国大英博物館に所蔵されていますので、今回の寄贈により、日本絵画の名品の“里帰り”が実現しました。

「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」の高精細複製品は、10月23日から12月2日まで、東京国立博物館で展示されました。

ニュースリリース「国立文化財機構文化財活用センターとキヤノン株式会社による文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクト発足

発表会の様子
発表会の様子
作品を鑑賞するメディア関係者
作品を鑑賞するメディア関係者

2018年7月3日

「津島祭礼図屏風」を愛知県津島市と愛西市に寄贈

2018年7月3日(火)、愛知県の津島市観光交流センターにおいて、第11期で制作した「津島祭礼図屏風」の高精細複製品を津島市と愛西市への寄贈を行いました。

「津島祭礼図屏風」は、江戸時代の作品で、津島神社の祭礼として600年近く続いている「尾張津島天王祭」の様子を描いた作品です。オリジナルは現在、英国大英博物館に所蔵されていますが、本祭礼が開催されている津島市・愛西市に寄贈したことにより、日本絵画の名品の“里帰り”が実現しました。

「津島祭礼図屏風」は、尾張津島天王祭が開催される2018年7月29日まで津島市・愛西市の各施設で順次展示されました。

寄贈式の様子
寄贈式の様子
「津島祭礼図屏風」の高精細複製品
「津島祭礼図屏風」の高精細複製品

2018年6月28日

「秋冬花鳥図」を奈良県の談山神社に奉納
奉納の様子
奉納の様子

2018年6月28日(木)、奈良県の談山神社において、第11期で制作した「秋冬花鳥図」の高精細複製品を奉納しました。

「秋冬花鳥図」は、江戸時代の作品で、雁や鴨、白椿や千両など秋冬の景物が描かれた襖です。オリジナルは現在、英国大英博物館に所蔵されていますが、元々は「大化の改新」の談合の地として知られる談山神社にあったことから、今回の奉納により、日本絵画の名品の“里帰り”が実現しました。

「秋冬花鳥図」は、談山神社の重要文化財である神廟拝所で常時展示されます。

「秋冬花鳥図」の高精細複製品
「秋冬花鳥図」の高精細複製品
奉納した作品が展示される神廟拝所
奉納した作品が展示される神廟拝所

2017年6月30日

「四季山水図屏風」「韃靼人狩猟・打毬図屏風」を制作し、京都国立博物館へ寄贈

2017年6月30日(金)、京都国立博物館において、綴プロジェクトの第10期で制作した「四季山水図屏風」「韃靼人狩猟・打毬図屏風」の高精細複製品の寄贈を行いました。

「四季山水図屏風」は、室町時代の式部輝忠の作品です。画面右からの梅、滝、紅葉、雪山によって四季が象徴され、右隻から左隻への連続図様となる六曲一双の山水図屏風です。式部輝忠の作品は、大画面の作品としては本作品を含め数例が知られるのみです。

「韃靼人狩猟・打毬図屏風」は、桃山時代の狩野宗秀の作品と伝わっています。本作品は、韃靼人と呼ばれるモンゴル高原に住んでいた遊牧民族が、狩猟や現代の球技ポロに通じる打毬に興じる様を、金地に濃彩で描いた六曲一双の屏風です。

両作品のオリジナルは現在、米国サンフランシスコ・アジア美術館に所蔵されています。この度、高精細複製品を京都国立博物館へ寄贈することで、これら名品の日本への“里帰り”が実現しました。

「四季山水図屏風」「韃靼人狩猟・打毬図屏風」の高精細複製品は、京都国立博物館の平成知新館グランドロビーに展示され9月3日(7月28日から8月2日を除く)まで特別公開されます。

平成知新館グランドロビーに展示された様子
平成知新館グランドロビーに展示された様子
寄贈式の様子
寄贈式の様子
寄贈式の様子
寄贈式の様子
京都国立博物館 平成知新館
京都国立博物館 平成知新館

2016年4月11日

狩野山楽・山雪筆「天球院方丈障壁画」22面を制作し、天球院へ寄贈
今回寄贈した「梅・柳に遊禽図」が設えられている「梅の間」の様子
今回寄贈した「梅・柳に遊禽図」が設えられている「梅の間」の様子

2016年4月11日(月)、京都 臨済宗妙心寺派 天球院において、綴プロジェクトの第9期で制作した「天球院方丈障壁画」22面の高精細複製品の寄贈を行いました。

綴プロジェクトでは2012年から5年に渡って「天球院方丈障壁画」のうち金碧画の制作を行ってまいりました。今回の狩野山楽・山雪筆「梅・柳に遊禽図」などの寄贈をもって、天球院方丈の「朝顔の間」、「虎の間」、「梅の間」を飾る全56面のリプレイス事業が完成いたしました。寄贈後、オリジナル文化財は京都国立博物館に寄託され、良好な環境下で保管されます。

天球院は通常、非公開ですが、複製品に置き換わることで、今後は春と秋に特別公開される予定です。

寄贈式の様子
寄贈式の様子
臨済宗妙心寺派 天球院
臨済宗妙心寺派 天球院

2016年3月18日

土佐光吉筆「源氏物語図屏風」を制作し、平等院へ寄贈
平等院ミュージアム鳳翔館に設えられた「源氏物語図屏風」
平等院ミュージアム鳳翔館に設えられた「源氏物語図屏風」

2016年3月18日(金)、京都 平等院において、綴プロジェクトの第9期で制作した「源氏物語図屏風」の高精細複製品の寄贈を行いました。

全54帖からなる「源氏物語」のうち、「関屋」、「御幸」、「浮舟」の場面が描かれる本作は、元々部屋を取り囲む襖の一部であったと考えられており、現在は米国のメトロポリタン美術館に所蔵されています。「綴プロジェクト」では、メトロポリタン美術館の協力のもと、「源氏物語図屏風」の高精細複製品を制作し、源氏物語の舞台でもある京都宇治の平等院に寄贈することで、日本への里帰りを実現しました。

「源氏物語図屏風」4曲1双の高精細複製品は、平等院ミュージアム鳳翔館に設置され4月24日まで特別公開されました。

寄贈式の様子
寄贈式の様子
世界遺産・平等院
世界遺産・平等院

2015年4月23日

長谷川等伯筆「龍虎図屏風」を制作し、大分県立美術館へ寄贈
寄贈記者発表会
寄贈記者発表会

「綴プロジェクト」では、ボストン美術館の協力のもと、「龍虎図屏風」の高精細複製品を制作し、2015年4月24日(金)にオープンする大分県立美術館に寄贈しました。

2015年4月23日(木)にはオープンに先駆けて記者発表会が行われ、綴プロジェクト作品がお披露目されました。今後、館内での展示や大分県の全小学生6万人を招待する「小学生ファーストミュージアム体験事業」などで鑑賞教育に活用される予定です。

長谷川等伯の晩年の名作「龍虎図屏風」は、現在、米国のボストン美術館に所蔵されています。

開館記念式典内の寄贈式
開館記念式典内の寄贈式
寄贈式後に公開された「龍虎図屏風」
寄贈式後に公開された「龍虎図屏風」
新しくオープンとなった大分県立美術館
新しくオープンとなった大分県立美術館
「小学生ファーストミュージアム体験事業」の様子
「小学生ファーストミュージアム体験事業」の様子

2015年3月13日

曽我蕭白筆「雲龍図」を制作し、天龍寺へ寄贈
大方丈、龍の間に設えられた「雲龍図」
大方丈、龍の間に設えられた「雲龍図」

2015年3月13日(金)、京都 天龍寺において、綴プロジェクトの第8期で制作した「雲龍図」の高精細複製品の寄贈を行いました。

江戸時代の画家、曽我蕭白が手掛けた「雲龍図」は、もともとは襖(ふすま)として描かれていたと考えられており、現在は米国のボストン美術館に所蔵されています。「綴プロジェクト」では、ボストン美術館の協力のもと、「雲龍図」の高精細複製品を制作し、寺号の由来が「龍」にゆかりの深い天龍寺に寄贈することで、曽我蕭白が誕生した地である京都への里帰りを実現しました。

「雲龍図」全8面の高精細複製品は、国の史跡・特別名勝に指定されている曹源池庭園に面する大方丈龍の間の壁面に設置されます。高精細複製品は毎年、年間90日程度、特別公開される予定です。

寄贈式の様子
寄贈式の様子
国の史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園と大方丈
国の史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園と大方丈