2022年12月19日
「日本画をたのしもう
~高精細複製が語る名品の世界~」
米沢市上杉博物館が綴プロジェクトの技術で制作された高精細複製品24点を展示する企画展を開催
2022年8月6日(土)~9月11日(日)のあいだ、山形県にある米沢市上杉博物館※において、綴プロジェクトの技術で制作された高精細複製品24点を展示する企画展「日本画をたのしもう ~高精細複製が語る名品の世界~」(主催:米沢市上杉博物館)が開催されました。
今からさかのぼること数百年、狩野永徳、俵屋宗達、尾形光琳、葛飾北斎などのそうそうたる絵師たちが描いた傑作の数々は、海外に渡っていたり、国内にあっても作品保護の観点から公開が制限されたりしており、私たちが目にする機会は非常に限られています。そのため、綴プロジェクトでは、キヤノン最新のデジタルイメージング技術と京都伝統工芸の技を融合してオリジナルに限りなく忠実な高精細複製品の制作に取り組んできました。
本展では、狩野永徳 筆の「洛中洛外図屏風(上杉本)」や俵屋宗達 筆「風神雷神図屏風」をはじめとする国宝や重要文化財、さらには、海外に渡った日本絵画の至宝といわれる作品の高精細複製品が展示され、来館者の皆様はガラスケースなしで間近でじっくりと作品を鑑賞することができます。
会期中は多くの方にご来場いただき、オリジナルでは叶わない夢の競演をお楽しみいただきました。会場の様子はぜひ下記の動画をご覧ください。
※米沢市上杉博物館は、2007年にスタートした綴プロジェクトの第一期作品として選定された狩野永徳 筆「洛中洛外図屏風(上杉本)」を所蔵する博物館です。
開催概要
日本画をたのしもう ~高精細複製が語る名品の世界~
- 会期
- 前期 2022年8月6日(土)~8月23日(火)
後期 2022年8月25日(木)~9月11日(日) - 主催
- 米沢市上杉博物館
- 協力
- 特定非営利活動法人京都文化協会
独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター