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建仁寺方丈障壁画 竹林七賢図襖

ちくりんしちけんずふすま

海北友松

建仁寺方丈障壁画 竹林七賢図襖 展示の様子

建仁寺方丈障壁画 竹林七賢図襖

ちくりんしちけんずふすま

高精細複製品

材質
和紙に印刷
制作
綴プロジェクト 第5期 2011-2012年
寄贈先
大本山 建仁寺

原本

指定
重要文化財
作者
海北友松(かいほうゆうしょう)
時代
安土桃山時代 16世紀
材質
紙本墨画
員数
襖十六面
寸法
四面 各 縦187.0 × 横159.5 cm
四面 各 縦187.0 × 横89.0 cm
八面 各 縦197.0 × 横187.0 cm
所蔵
大本山 建仁寺

解説

近世初期の建仁寺復興にからんで海北友松が制作した建仁寺方丈障壁画五十面のうち室中の間を飾る十六面の襖絵。竹林七賢とは、中国の魏晋の時代(3世紀半ば)国難を避け、竹林の中に入り、酒をお飲み、楽を奏で、清談(俗世から超越した談論)にふける七人の賢者のこと。当時の権力者である司馬一族による礼教政治(言論の自由が許されない)を批判していたといわれ、その自由奔放な言動が後世の人々から敬愛されたと伝わる。海北友松は、袋絵または袋人物といわれる、あたかも風をはらんだ袋のような衣をつけた人物画を得意としており、本作『竹林七賢図』はその代表といえる。

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『文藝春秋』2019年5月号

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。