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作品詳細

韃靼人狩猟・打毬図屏風だったんじんしゅりょう・だきゅうずびょうぶ

伝 狩野宗秀

  • 「韃靼人狩猟・打毬図屏風」 伝 狩野宗秀
  • 「韃靼人狩猟・打毬図屏風」 伝 狩野宗秀

Tatars playing polo and hunting, attributed to Kano Soshu (Japanese, 1551–1601). Ink, colors and gold on paper. Asian Art Museum of San Francisco, Museum purchase, B69D18.a-.b. Photograph © Asian Art Museum of San Francisco.

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作品データ
作者:
伝 狩野宗秀(でん かのうそうしゅう)筆
時代:
桃山時代 16世紀
材質:
和紙に印刷・金箔貼付
員数:
六曲一双
テーマ:
海外に渡った日本の文化財
寸法:
各隻 縦166.4 × 横348.0 cm
寄贈先:
京都国立博物館地図
所蔵
所蔵:
サンフランシスコ・アジア美術館
材質:
紙本金地着色
解説

狩野宗秀は狩野松栄の次男であり、兄は桃山画壇の巨匠・狩野永徳。伝存する作品は多くないが、残された作品や資料を見ると、宗秀は兄・永徳の力強く、躍動感ある画風を受け継ぎ、様々な場面でその片腕として活躍したことをうかがい知る事ができる。 韃靼人とはモンゴル高原で活動した遊牧民族を指し、本作では馬上の韃靼人が左隻では狩猟、右隻では打毬(西洋のポロの一種)に興じる様子が金地を背景に活き活きと描かれている。このような異国の風俗を描いた主題は武家にも受け入れられ、桃山時代から江戸時代初期にかけて狩野派の得意とする画題となった。本作はその中でも特に優品として知られている。

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