津島祭礼図屏風つしまさいれいずびょうぶ
作品データ
- 時代:
- 江戸時代 17世紀
- 材質:
- 和紙に印刷・金箔貼付
- 員数:
- 八曲一双
- テーマ:
- 海外に渡った日本の文化財
- 寸法:
- 各隻 縦151.5 × 横474.0 cm
- 寄贈先:
- 津島市・愛西市
所蔵
- 所蔵:
- 大英博物館
- 材質:
- 紙本金地着色
解説
津島神社の祭礼として600年近い伝統を誇り、その盛大さから日本三大川祭の一つに数えられる尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)。本作は金地を背景にこの祭礼のクライマックス、旧暦の6月14日の宵とその翌朝(現在は7月第4土曜とその翌日)に天王川で行われる船祭りの情景を描いた八曲一双屏風である。 右隻には天王川を無数の提灯で飾られた五艘のまきわら船が、天王橋たもとの御旅所へと向かう宵祭の場面、左隻では宵祭から姿を一変させ、屋形を組み、その上を能人形や龍で飾った祭船が漕ぎ進む、朝祭の様子が描かれる。 現在、この祭礼を描いた屏風絵は国内外で8点確認されているが、本作はその作風から最古の作例の一つとされる。川中の船だけでなく、両岸の賑わいの様子も丹念に描き込まれ、江戸時代前期の風俗画としても価値が高い。
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04'02"
綴プロジェクト 今も伝わる祭りの熱気~津島祭礼図屏風の里帰り~
制作:2018年7月
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