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作品詳細

納涼図屏風のうりょうずびょうぶ

久隅守景

  • 「納涼図屏風」 久隅守景

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作品データ
作者:
久隅守景(くすみもりかげ)筆
時代:
江戸時代 17世紀
材質:
和紙に印刷
員数:
二曲一隻
テーマ:
歴史をひもとく文化財
寸法:
縦149.1 × 横165.6 cm
寄贈先:
独立行政法人国立文化財機構地図
原本
所蔵:
東京国立博物館
材質:
紙本墨画淡彩
解説

作者の久隅守景(生没年不詳)は「永徳の再来」と称された狩野探幽に師事し、探幽門下四天王の一人に数え上げられるまでになったが、身内の不祥事により狩野一門を去り、その後加賀前田家の庇護を受けたと言われる。
満月の夜、夕顔棚の下に筵(むしろ)を敷き、3人の農夫の家族が寛いだ表情で夕涼みをしている。何気ない家族の日常を詩情豊かに描いた本作は守景の代表作として国宝に指定される。主題は江戸時代前期の歌人、木下長嘯子(ちょうしょうし)の和歌「夕顔のさける軒端の下涼み男はててれ(襦袢)女はふたの物(腰巻)」から着想を得たと考えられている。

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