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作品詳細

檜図屏風ひのきずびょうぶ

狩野永徳

  • 「檜図屏風」狩野永徳
  • 「檜図屏風」狩野永徳

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作品データ
作者:
狩野永徳(かのうえいとく)
時代:
安土桃山時代 16世紀
材質:
和紙に印刷・金箔貼付
員数:
四曲一双
寸法:
各隻 縦170.0 × 横230.4 cm
原本
所蔵:
東京国立博物館
材質:
紙本金地着色
解説

豪壮な武家文化が花開いた安土桃山時代を代表する、華やかで力強い作品です。金箔を貼った大地と雲を背景に、巨大な檜が幹をうねらせ、大枝を広げています。まるで蛇がのた打ち回っているような、生命力にあふれる表現に圧倒されます。描かれているモチーフは檜と岩、群青の水面のみ。色の数も少なく整理されていることで、檜はいっそう前へ前へと、力強く迫ってくるようです。よく見ると、絵の具がはがれたあとがあり、もとは緑の葉がもっとたくさん描かれていたことがわかります。 現在は、屏風のかたちですが、もとは、京都の桂宮(もと八条宮)邸の襖絵でした。描いたのは、当時、画壇でもっとも力をもっていた狩野永徳。安土桃山時代を代表する絵師の最晩年の作品とされます。もともと4枚の襖だったこの絵は、のちに8扇の屏風に仕立てなおされましたが、近年、傷みがはげしくなったため、平成25年(2013)に大規模な修理を行いました。その際、扇と扇の間に生じていた絵柄のズレを解消するため、また、保存上の観点から、四曲一双の屏風に仕立て直され現在の姿になりました。-Colbase解説より

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