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作品詳細

松島図屏風まつしまずびょうぶ

尾形光琳

  • 「松島図屏風」

All photographs ©2024 Museum of Fine Arts, Boston. Reproduced with permission
綴プロジェクトにより制作された高精細複製品の画像を使用しております。これら画像の無断複写・複製・転載を禁じます。

作品データ
作者:
尾形光琳(おがたこうりん)筆
時代:
江戸時代 18世紀
材質:
和紙に印刷・金箔貼付
員数:
六曲一隻
テーマ:
海外に渡った日本の文化財
寸法:
縦155.0 × 横367.4 cm
寄贈先:
京都市立芸術大学
原本
所蔵:
ボストン美術館
材質:
紙本金地着色
解説

今日、琳派と呼ばれる絵師たちは直接的な師弟関係ではなく、私淑という時代を超えた関係で結ばれてきた。この継承は尾形光琳がおよそ100年前を生きた俵屋宗達を見出したことに始まる。宗達の作品に深く傾倒した光琳は、彼の技法や美意識を取り入れ、自身の芸術を追求した。
本作は光琳の代表作であるだけでなく、両者の時空を超えた関係を端的に表す作品の一つで、主題は綴プロジェクト第3期でも制作した宗達畢生(ひっせい)の大作、「松島図屏風」(米国・スミソニアン国立アジア美術館所蔵)から取られている。そこには単なる模写にとどまらない光琳独自の解釈が加えられており、波の動きなどに一層ダイナミックな表現が見られる。もともとさる大名家の所蔵だったと言われるが、1880年にお雇い外国人として来日していたアーネスト・フェノロサによって京都で購入され、その後ボストン美術館の所蔵となった。

公開情報

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公開期間:
常設
公開場所:
京都市立芸術大学 A棟1階伝統音楽研究センター図書館前
*平日8:30~17:15(土日・祝日および貸出し等の使用期間は見学不可)
URL:
https://www.kcua.ac.jp/
住所:
〒600-8601
京都府京都市下京区下之町57-1

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