WORKS
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琵琶に白蛇図

びわにしらへびず

葛飾北斎

琵琶に白蛇図 展示の様子

琵琶に白蛇図

びわにしらへびず

高精細複製品

材質
絹本に印刷
制作
綴プロジェクト 第12期 2018-2019年
寄贈先
すみだ北斎美術館(墨田区)

原本

作者
葛飾北斎(かつしかほくさい)
時代
江戸時代 19世紀
材質
絹本着色
員数
一幅
寸法
縦36.1 × 横44.0 cm
所蔵
スミソニアン国立アジア美術館

解説

琵琶を包む色鮮やかな袋に赤目の白蛇が絡みつく。琵琶は七福神の一人として知られる弁財天の持ち物で、白蛇は弁財天の眷属(けんぞく)である。落款には弘化4(1847)年の4月20日、己巳(つちのとみ)の日(弁財天の縁日)という60日に一度の吉日に、北斎が本作を描き出した旨が記される。弁財天は財運の他、芸術を司る神として知られるが、「真正の画工」を目指した北斎の切なる願いが本作には込められているのかもしれない。

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『文藝春秋』2019年12月号

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトとは

綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。