韃靼人狩猟・打毬図屏風
だったんじんしゅりょう・だきゅうずびょうぶ
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷・金箔貼付
- 制作
- 綴プロジェクト 第10期 2016-2017年
- 寄贈先
- 京都国立博物館
原本
- 作者
- 伝 狩野宗秀(でん かのうそうしゅう)
- 時代
- 桃山時代 16世紀
- 材質
- 紙本金地着色
- 員数
- 六曲一双
- 寸法
- 各隻 縦166.4 × 横348.0 cm
- 所蔵
- サンフランシスコ・アジア美術館
解説
狩野宗秀は狩野松栄の次男であり、兄は桃山画壇の巨匠・狩野永徳。伝存する作品は多くないが、残された作品や資料を見ると、宗秀は兄・永徳の力強く、躍動感ある画風を受け継ぎ、様々な場面でその片腕として活躍したことをうかがい知る事ができる。 韃靼人とはモンゴル高原で活動した遊牧民族を指し、本作では馬上の韃靼人が左隻では狩猟、右隻では打毬(西洋のポロの一種)に興じる様子が金地を背景に活き活きと描かれている。このような異国の風俗を描いた主題は武家にも受け入れられ、桃山時代から江戸時代初期にかけて狩野派の得意とする画題となった。本作はその中でも特に優品として知られている。