Katsushika Hokusai / National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution, Freer Collection, Gift of Charles Lang Freer, F1904.184
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源氏物語・早蕨図
げんじものがたり・さわらびず
高精細複製品
- 材質
- 絹本に印刷
- 制作
- 綴プロジェクト 第12期 2018-2019年
- 寄贈先
- すみだ北斎美術館(墨田区)
原本
- 作者
- 葛飾北斎(かつしかほくさい)
- 時代
- 江戸時代 19世紀
- 材質
- 絹本着色
- 員数
- 一幅
- 寸法
- 縦100.8 × 横40.5 cm
- 所蔵
- スミソニアン国立アジア美術館
解説
1904年にフリーアが購入した本作、「北斎戴斗(たいと)」の落款から、北斎50歳代の作品とわかる。
題名の「早蕨」とは、「源氏物語」の巻名で全五十四帖のうち第四十八帖、また、いわゆる「宇治十帖」の第四帖にあたる。本作は父である八の宮も姉大君も亡くした中君の元に、父の法の師であった宇治山の阿闍梨から例年通り、蕨や土筆が届いた場面を描く。中君は阿闍梨の心づくしに涙を落とし、「この春は誰にか見せむ 亡き人の形見に摘める 嶺の早蕨」という返歌を送る。