群鶴図屏風
ぐんかくずびょうぶ
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷・金箔貼付
- 制作
- 綴プロジェクト 第5期 2011-2012年
- 寄贈先
- 東京都美術館(公益財団法人 東京都歴史文化財団)
原本
- 作者
- 尾形光琳(おがたこうりん)
- 時代
- 江戸時代 17~18世紀
- 材質
- 紙本金地着色
- 員数
- 六曲一双
- 寸法
- 各隻 縦166.0 × 横371.0 cm
- 所蔵
- スミソニアン国立アジア美術館
解説
金地に白黒のモノトーンの鶴を左右に大胆に構成する本作品は、斬新な構図や優美な描写で独自の世界を築いた江戸時代を代表する画家、尾形光琳の作である。屏風の中心に向かって遊歩するデザイン化された鶴19羽はリズミカルに配され、画面両端には様式化された渦巻く波が独特な存在感をかもし出している。京都の裕福な呉服商「雁金屋(かりがねや)」に生まれ、40代より本格的に画業を始めた光琳は、江戸時代に栄えた豊かな装飾性をもつ流派「琳派」を代表する絵師で、後年酒井抱一や鈴木其一も同様の構図で描いており、琳派の流れを示す作品となっている。