樹花鳥獣図屏風
じゅかちょうじゅうずびょうぶ
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷
- 制作
- 綴プロジェクト 第3期 2009-2010年
- 寄贈先
- 静岡県立美術館
原本
- 作者
- 伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)
- 時代
- 江戸時代 18世紀
- 材質
- 紙本着色
- 員数
- 六曲一双
- 寸法
- 右隻 縦137.5 × 横355.6 cm
左隻 縦137.5 × 横366.2 cm - 所蔵
- 静岡県立美術館
解説
伊藤若冲は江戸時代中期に京都で独自の絵画を描いた画家である。「奇想の画家」と呼ばれる若冲の作品の中でもこの作品は特徴的であり、「升目描き」や「モザイク画法」と称される手法で描かれている。画面に無数の方眼を作り淡彩を施し地色とし、各方眼により濃い色や陰影をつけて立体感を感じさせる色面を形成している。両隻とも前景に大輪の花が咲き乱れる野辺、後景に水辺を配し、右隻は白象が主役の「獣尽くし」、左隻は鳳凰が主役の「鳥尽くし」で、実在の身近なものから空想上の生き物まで様々な鳥獣が水辺に群れ集う風景である。