ぶんかつ共同研究プロジェクトで制作された高精細複製品の画像を使用しております。これら画像の無断複写・複製・転載を禁じます。
観楓図屏風
かんぷうずびょうぶ
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷
- 制作
- ぶんかつ共同研究プロジェクト 2020年
- 所蔵
- 東京国立博物館
原本
- 指定
- 国宝
- 作者
- 狩野秀頼(かのうひでより)
- 時代
- 室町~安土桃山時代 16世紀
- 材質
- 紙本着色
- 員数
- 六曲一隻
- 寸法
- 縦150.2 × 横365.5 cm
- 所蔵
- 東京国立博物館
解説
紅葉の名所として名高い京都洛北の高雄、清滝川のほとりで紅葉狩りを楽しむ人々を描いた屏風です。画面の向かって右側、川の手前では子供連れの女性が茶売りの茶や酒を飲んで紅葉をめでながら楽しいときを過ごしています。橋の上では一組の男性が笛を吹き、童子を伴った僧が、語らいながら橋を渡ろうとしています。左の輪になった男性の一群は、拍子をとりながら舞を舞い、酒宴に興じています。そして、画面中ほどにかかった雲の奥には、画面右に宝塔のある神護寺、左に冬の到来を告げる雪景色の愛宕社の鳥居と参道が描かれています。 当時の人々の衣食や芸能の様子を生き生きと描写した観楓図屏風。紅葉の美しさとともに、人々の楽しげな遊楽の様子をご覧ください。
— Colbase解説より