WORKS
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松島図屏風

まつしまずびょうぶ

俵屋宗達

松島図屏風 展示の様子

松島図屏風

まつしまずびょうぶ

高精細複製品

材質
和紙に印刷・金箔貼付
制作
綴プロジェクト 第3期 2009-2010年
寄贈先
臨済宗大徳寺派 祥雲寺

原本

作者
俵屋宗達(たわらやそうたつ)
時代
江戸時代 17世紀
材質
紙本金地着色
員数
六曲一双
寸法
各隻 縦152.0 × 横355.7 cm
所蔵
スミソニアン国立アジア美術館

解説

琳派の祖、俵屋宗達の作品で、現存する宗達作の六つの屏風絵のうちの一つである。大阪堺市の祥雲寺に伝来したといわれるこの屏風は、堺の豪商 谷正安(1589年−1644年)が作成を依頼し、寄贈されたものとされる。その後、1902年までは祥雲寺にあったとされるが、明治期にアメリカのチャールズ・フリーアの収集品となった。右隻には岩の切り立つ荒磯が色彩豊かに描かれ、左隻には州浜に群生する松や浮き雲が描かれる。それらが金泥と墨を引き重ねて描かれた立体的な波のうねりとともに、躍動的交錯を生み出している。

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトとは

綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。