楼閣山水図屏風(別称:月夜山水図屏風)
ろうかくさんすいずびょうぶ
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷・金泥引き
- 制作
- 綴プロジェクト 第2期 2008-2009年
- 寄贈先
- 近江神宮
原本
- 指定
- 重要文化財
- 作者
- 曽我蕭白(そがしょうはく)
- 時代
- 江戸時代 18世紀
- 材質
- 紙本着色金泥引
- 員数
- 六曲一双
- 寸法
- 各隻 縦151.4 × 横366.0 cm
- 所蔵
- 近江神宮
解説
月夜山水図屏風は蕭白後期の作品と言われている。異端と言われた蕭白であったが、重要文化財にも指定されているこの「楼閣山水図屏風」は巨大な空間にいささかも怯むことなく、月下の山水景観を過不足なく描いており、蕭白以外の誰にも表現し得ない作品となっている。岩佐又兵衛の影響ではないかと言われている金泥の横線による霞の表現は中国の壮大なる風景描写に色を添え、細かに描写された人物や動物の確固とした描写は見るものを楽しませる。