竜虎図屏風
りゅうこずびょうぶ
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷
- 制作
- 綴プロジェクト 第3期 2009-2010年
- 寄贈先
- 臨済宗大徳寺派 早雲寺
原本
- 作者
- 雪村周継(せっそんしゅうけい)
- 時代
- 室町時代 16世紀
- 材質
- 紙本墨画
- 員数
- 六曲一双
- 寸法
- 各隻 縦157.2 × 横339.0 cm
- 所蔵
- クリーブランド美術館
解説
雪村は常陸(現在の茨城県)に生まれ、幼くして禅門に入り画を学んだ。個性の強い画風を形成し、画家としての地位を確立した後各地を遍歴、1550年代頃小田原での活動中に本作品を描いた。竜は雨を呼び生命の源である春を象徴し、対する虎は風を呼び生命の終焉、秋を象徴するとされる。しかし神聖で恐ろしい竜虎の表情は非常にユーモラスである。現れた竜をにらむ虎の姿はまるで猫のようであり、旋回する竜の顔もどこか親しみがもてる。緻密な表現に加え、雄大な題材の中に遊び心をもたせる雪村の個性が非常によく表れている。