WORKS
32

龍虎図屏風

りゅうこずびょうぶ

長谷川等伯

龍虎図屏風 展示の様子

龍虎図屏風

りゅうこずびょうぶ

高精細複製品

材質
和紙に印刷
制作
綴プロジェクト 第8期 2014-2015年
寄贈先
大分県立美術館

原本

作者
長谷川等伯(はせがわとうはく)
時代
桃山時代 17世紀
材質
紙本墨画
員数
六曲一双
寸法
各隻 縦153.5 × 横333.2 cm
所蔵
ボストン美術館

解説

両隻にまたがる波を挟み、雲をよぶ龍と風を起こす虎が緊張感をもって対峙する。
本作は明治時代に来日し、ボストン美術館の日本美術コレクションの礎を築いた大コレクター、アーネスト・フェノロサとウィリアム・ビゲローの二人がそれぞれ右隻と左隻を収集した六曲一双の名品である。
作者の長谷川等伯は桃山時代に長谷川派の長として活躍した絵師で、当時画壇の頂点に君臨した狩野永徳率いる絵師集団、狩野派の牙城に果敢に挑んだ事で知られる。 本図は画中の「自雪舟五代長谷川法眼等伯筆六十八歳」の落款より慶長11年(1606)、等伯最晩年の作と知れるが、大画面に展開されるダイナミックな構成や力強い筆致からは、等伯の年齢を超越した覇気を感じることができる。

綴プロジェクト作品ができるまで イメージ画像

綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

綴プロジェクトとは イメージ画像

綴プロジェクトとは

綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。