WORKS
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扇面散図屏風

せんめんちらしずびょうぶ

俵屋宗達

扇面散図屏風 展示の様子

扇面散図屏風

せんめんちらしずびょうぶ

高精細複製品

材質
和紙に印刷・金箔貼付
制作
綴プロジェクト第16期 2023-2024年
寄贈先
金沢美術工芸大学

原本

作者
俵屋宗達(たわらやそうたつ)
時代
江戸時代 17世紀
材質
紙本金地着色
員数
六曲一隻
寸法
縦154.5 × 横362 cm
所蔵
スミソニアン国立アジア美術館

解説

扇子は日本で生まれた道具で、その歴史は長く、古くは奈良時代まで遡るという。涼をとるための実用目的だけでなく、日常のアクセサリーとして、また祭礼や芸能にも用いられる中で、絵画や和歌とも深く結びつき発展した。
本作は保元平治物語や北野天神縁起などの物語や花鳥草木を主題にした42枚の扇を六曲一隻の屏風に美しくレイアウトしたもの。このような扇を様々な角度に開いて散らしたものを『扇面散らし』といい、吉祥の文様として今日でも広く愛されている。
作者は琳派の祖・俵屋宗達。その生涯の多くは謎に包まれているが、「俵屋」という屋号で、冊子本、巻物の料紙下絵などを制作する、当時絵屋と呼ばれた絵画工房を率いたとされている。なかでも扇絵は、「あふぎはみやこの俵屋」と評されるほど、その後の宗達の名声への道を切り開く主力商品であった。

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトとは

綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。