玉川六景図
たまがわろっけいず
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷・金彩
- 制作
- 綴プロジェクト 第12期 2018-2019年
- 寄贈先
- すみだ北斎美術館(墨田区)
原本
- 作者
- 葛飾北斎(かつしかほくさい)
- 時代
- 江戸時代 19世紀
- 材質
- 紙本着色金彩
- 員数
- 六曲一双
- 寸法
- 各扇 縦131.9 × 横47.8 cm
- 所蔵
- ミソニアン国立アジア美術館
解説
樵夫を描く図に書き込まれる落款から、北斎74歳の作品とわかる本作。フリーアが日本美術商・小林文七から斡旋された、山形県酒田の豪商の一族である本間耕曹の蒐集品の中で、最も心惹かれ、「正真正銘の名品」と絶賛した作品である。玉川六景とはいわゆる六玉川のことで、古歌に詠まれた六つの玉川(京都、大阪、和歌山、滋賀、東京、宮城)の総称である。現在、原本は一隻に六面の風景画、もう一隻には歌人の肖像を含む六つの画題が描かれているが、元は人物一図と風景一図を一組とした六組で、それぞれの組が六玉川の一つを描いていた事がわかっており、今回の複製制作にあたり、元来の配列を再現した。