WORKS
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津島祭礼図屏風

つしまさいれいずびょうぶ

津島祭礼図屏風 展示の様子

津島祭礼図屏風

つしまさいれいずびょうぶ

高精細複製品

材質
和紙に印刷・金箔貼付
制作
綴プロジェクト 第11期 2017-2018年
寄贈先
津島市・愛西市

原本

時代
江戸時代 17世紀
材質
紙本金地着色
員数
八曲一双
寸法
各隻 縦151.5 × 横474.0 cm
所蔵
大英博物館

解説

津島神社の祭礼として600年近い伝統を誇り、その盛大さから日本三大川祭の一つに数えられる尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)。本作は金地を背景にこの祭礼のクライマックス、旧暦の6月14日の宵とその翌朝(現在は7月第4土曜とその翌日)に天王川で行われる船祭りの情景を描いた八曲一双屏風である。 右隻には天王川を無数の提灯で飾られた五艘のまきわら船が、天王橋たもとの御旅所へと向かう宵祭の場面、左隻では宵祭から姿を一変させ、屋形を組み、その上を能人形や龍で飾った祭船が漕ぎ進む、朝祭の様子が描かれる。 現在、この祭礼を描いた屏風絵は国内外で8点確認されているが、本作はその作風から最古の作例の一つとされる。川中の船だけでなく、両岸の賑わいの様子も丹念に描き込まれ、江戸時代前期の風俗画としても価値が高い。

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『文藝春秋』2018年10月号

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。