WORKS
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雲龍図屏風

うんりゅうずびょうぶ

俵屋宗達

雲龍図 展示の様子

雲龍図屏風

うんりゅうずびょうぶ

高精細複製品

材質
和紙に印刷
制作
綴プロジェクト 第4期 2010-2011年
寄贈先
東京藝術大学大学美術館

原本

作者
俵屋宗達(たわらやそうたつ)
時代
江戸時代 17世紀
材質
紙本墨画
員数
六曲一双
寸法
各隻 縦171.5 × 横374.3 cm
所蔵
スミソニアン国立アジア美術館

解説

「法橋宗達」の落款と「対青」の印章が捺されるこの雲龍図屏風は、 宗達筆作品と認められる数少ない真筆のひとつで、大画面水墨画として は唯一の作例である。左右各隻に向かい合うように龍を配し、雲や海の 波間を片方の龍が上昇、もう片方が下降して対峙する。たらしこみの技法により描かれている雲は明暗のコントラストが際立ち、奥行きを表現する。作者である宗達は江戸時代初期の画家で、京都で俵屋という絵屋を構えていた。生没年や生涯については不明な点が多い。屏風や障壁画を手がけるようになったのは1620年以降の画家の後半期と考えられている。

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトとは

綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。