雲龍図
うんりゅうず
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷
- 制作
- 綴プロジェクト 第8期 2014-2015年
- 寄贈先
- 天龍寺
原本
- 作者
- 曽我蕭白(そがしょうはく)
- 時代
- 江戸時代 18世紀
- 材質
- 紙本墨画
- 員数
- パネル八面
- 寸法
- 各面 縦165.6 × 横135.0 cm
- 所蔵
- ボストン美術館
解説
縦165cm、横10mあまりの漆黒の空間から姿を現す一匹の巨大な龍。作者はその型破りな画風から奇想の絵師とも称される、曽我蕭白。画中の落款から宝暦13年(1763)、蕭白34歳の作と分かる。元は寺院を飾る襖であったと考えられるが、伝来は明らかではない。本作は日本美術収集家として著名なウィリアム・スタージス・ビゲローが収集、1911年、 襖から剥がされた状態でボストン美術館に収蔵され、近年の修復作業により本来の襖に近い形態に仕立て直された。頭尾の間に描かれたと考えられる四面の胴体部分は現在に伝わっていないが、ダイナミックな構図と力強い筆さばきで見る者を圧倒する本作は、蕭白の最高傑作と呼ぶにふさわしい。