WORKS
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八橋図屏風

やつはしずびょうぶ

尾形光琳

八橋図屏風 展示の様子

八橋図屏風

やつはしずびょうぶ

高精細複製品

材質
和紙に印刷・金箔貼付
制作
綴プロジェクト 第1期 2007-2008年
寄贈先
京都市

原本

作者
尾形光琳(おがたこうりん)
時代
江戸時代 18世紀
材質
紙本金地着色
員数
六曲一双
寸法
各隻 縦179.1 × 横371.5 cm
所蔵
メトロポリタン美術館

解説

光琳の最高傑作のひとつといわれるこの屏風は、宗達筆“松島図”(スミソニアン国立アジア美術館蔵)と並んで、米国における琳派の双璧とも言われる。図は颯爽と明るく、緑、紫の燕子花群と墨色にくすんだ八橋が金色に輝く背景から浮かび上がる。その鮮明な構図、色彩は我々の感覚に直に強く訴える。また繰り返し表現される花群とその間を斜めに横切る千鳥掛けの八橋とが拮抗し、鋭い緊張感を生み出している。橋には「たらしこみ」がふんだんに使用され、その力強い幾何学的形体に柔らかみを添えている。国宝『燕子花図屏風』の制作から10年後に描かれた光琳晩年の作品である。

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトとは

綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。