WORKS
49

遊女図

ゆうじょず

葛飾北斎

遊女図 展示の様子

遊女図

ゆうじょず

高精細複製品

材質
和紙に印刷
制作
綴プロジェクト 第12期 2018-2019年
寄贈先
すみだ北斎美術館(墨田区)

原本

作者
葛飾北斎(かつしかほくさい)
時代
江戸時代 19世紀
材質
紙本着色
員数
一幅
寸法
縦71.4 × 横24.2 cm
所蔵
スミソニアン国立アジア美術館

解説

北斎は特に晩年期に多くの肉筆画を残しているが、本作は「宗理」という落款が示すように、師匠の勝川春章と断絶した、30歳代半ばという画歴の初期に描かれた作品で、美人画の大家・喜多川歌麿の影響が指摘されている。右手に握りしめた手紙が原因なのであろうか、桜の花が縁に散らされた着物の衿をかむ遊女の表情は、物思いに耽っているように感じられる。1903年、フリーアは本作を日本美術商の小林文七から入手した。

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綴プロジェクト作品ができるまで

キヤノン先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の匠の技の融合により、オリジナルの文化財に限りなく忠実に再現される高精細複製品。その制作プロセスについて紹介します。

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綴プロジェクトとは

綴プロジェクトの意義や想い、国宝や重文に指定された貴重な文化財や海外に渡った日本美術の高精細複製品の活用について紹介します。