Katsushika Hokusai / National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution, Freer Collection, Gift of Charles Lang Freer, F1903.129
綴プロジェクトにより制作された高精細複製品の画像を使用しております。これら画像の無断複写・複製・転載を禁じます。
遊女図
ゆうじょず
高精細複製品
- 材質
- 和紙に印刷
- 制作
- 綴プロジェクト 第12期 2018-2019年
- 寄贈先
- すみだ北斎美術館(墨田区)
原本
- 作者
- 葛飾北斎(かつしかほくさい)
- 時代
- 江戸時代 19世紀
- 材質
- 紙本着色
- 員数
- 一幅
- 寸法
- 縦71.4 × 横24.2 cm
- 所蔵
- スミソニアン国立アジア美術館
解説
北斎は特に晩年期に多くの肉筆画を残しているが、本作は「宗理」という落款が示すように、師匠の勝川春章と断絶した、30歳代半ばという画歴の初期に描かれた作品で、美人画の大家・喜多川歌麿の影響が指摘されている。右手に握りしめた手紙が原因なのであろうか、桜の花が縁に散らされた着物の衿をかむ遊女の表情は、物思いに耽っているように感じられる。1903年、フリーアは本作を日本美術商の小林文七から入手した。