キヤノンは、茨城県坂東市に、高度な資源循環を実現するキヤノングループの環境活動の発信拠点「キヤノンエコテクノパーク」を2月22日に開所しました。
キヤノンエコテクノパーク
キヤノンエコテクノパークは、限りある資源の有効活用と廃棄物削減に向けて、リユース・リサイクルを通じた資源循環を追求する最新鋭の工場とショールームで構成されています。トナーカートリッジやインクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-T/CARS-I※1」によるリサイクルや、複合機のリマニュファクチュアリング※2を行い、使用済みの製品を再生し、繰り返し使い続ける高度な資源循環を目指します。
工場内は「クリーン&サイレント」をコンセプトに職場環境の整備を行い、従業員の働きやすさに配慮しています。また、建屋は、ダブルスキン構造※3による夏季の遮熱と冬季の集熱を利用した空調システムを導入するなど省エネルギーや環境負荷に配慮をした設計となっており、建築環境総合評価システム「CASBEE※4」で「Aランク」を取得しています。
なお、キヤノンエコテクノパークは、キヤノングループの環境技術を結集した環境活動の発信拠点として工場見学コースを設置し、小中学生などに向けた環境学習の場としてもご利用頂く予定です。
キヤノンは環境ビジョン「Action for Green」のもと、技術革新と経営効率の向上により、豊かな生活と地球環境が両立する社会の実現を目指し、「つくる」「つかう」「いかす」という製品ライフサイクル全体で、環境負荷の削減に取り組んでいます。これにより、製品1台当たりのライフサイクルCO2を年率3%削減することを目標に掲げ、2016年実績では、2008年比で約34%、平均すると毎年約5%の削減に成功しています。キヤノンは今後も豊かさと環境が両立する未来のために、技術革新で貢献していきます。