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- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1972年(昭和47年)3月 |
発売時価格 | 77,400円 |
キヤノン初のマグネチックレリーズ採用モデル。8mmシネカメラに電気部品が採用されたのは、電動モーターによるフィルム給送とズーミング、そしてEE機構からであるが、本格的に電子技術が採用されたのはマグネチックレリーズ機構からと考えられる。マグネチックレリーズの採用により、レリーズ関係のシステム化が計られ、カメラのスタートストップが電気パルスで制御可能となるなど、以後の8mmシネカメラの標準機能となっていった。
定評ある8倍レンズを新設計、より高コントラストなものとした。明るいファインダー、サーボEEに加え、シャッター開角機構を搭載、本格的フェーディング技法を可能とした。また、約40コマのスローモーション機能がつけられた。
グリップは折りたたみ式を採用。付属品として、インターバルタイマーが用意された。
型式 | スーパー8方式 8ミリシネカメラ | |
画面サイズ | 4.2×5.7mm (映写画面 4×5.4mm) | |
使用フィルム | スーパー8 カートリッジフィルム | |
レンズ | 焦点距離 / 明るさ | 7.5~60mm F1.4 (13群19枚構成/内稀元素ガラス11枚) スペクトラコーティング |
ズーム比 | 8倍 | |
フォーカシング | 手動(前玉回転式) 1.2m~∞ | |
マクロ撮影機構 | ズーミングリング切り換えによる近接撮影機構 距離目盛を∞にセットしたとき、フィルム位置マークから被写体距離16.5cmまで近接可能 画界33×45mm | |
ズーミング | 電動ズーム(約7~8秒)およびズーミングリングによる手動 回転角約120゜ | |
フィルターねじ径 | 58mm | |
ファインダー | 型式 | 一眼レフ式 |
距離計 | プリズムスクリーン距離計(マイクロプリズム) | |
視度調節 | -3~+2ジオプター | |
ファインダー内情報 | 絞り数値、メーター指針、高低輝度警告マーク、フィルム完了予告 | |
EE機構 | 方式 | CdS使用TTL測光方式のサーボEE、使用フィルムとコマスピードに連動する自動絞り機構 |
測光範囲 | ISO400 F1.4 18コマ シャッター開OPEN~ISO16 F32 スローモーション 開角4 | |
フィルム感度 | カートリッジによる自動セット 人工光用 : ISO25 40 64 100 160 250 400 昼光用 : ISO16 25 4064 100 160 250 |
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CCAフィルター | 人工光用フィルムを昼光下で使用するためのカラーコンバージョンA(CCA)フィルターを内蔵、デイライトカートリッジ(昼光用)による自動解除、外部からCCAフィルター切り換えアダプターまたはライティングユニットの取り付けにより解除可能 | |
絞りの手動調節 | EE-手動切り換えリングにより任意の絞りで撮影可能 | |
フィルム駆動 | 方式 | 高性能マイクロモーターによる電動フィルム給送 |
コマスピード | 18、24コマ/秒および1コマ インスタントスローモーション(約40コマ/秒) | |
電源 | 単3乾電池 4本使用、グリップ内に収納、駆動および測光兼用 | |
撮影本数 | 常温で約10本 (1コマ撮影は約1本) | |
フィルムカウンター | カートリッジ着脱に連動する自動復帰順算式 | |
フレームカウンター | 1回転72コマ(1ft)1目盛2コマ調節可能指標付き | |
バッテリーチェッカー | 専用ボタン押しミニメーター表示式 | |
シャッター | 開角度 | 150゜~0゜ 連続可変 全閉によるフェード撮影可能 |
ソケット | リモコン用、フラッシュ1コマ同調接点 | |
切替スイッチ | 安全スイッチおよびランニングロックの切り換え用 | |
フィルム完了予告シグナル | フィルム完了2ft前に橙色ランプで表示する警告信号 | |
安全装置 | EE警告、シャッターロック、フィルム送り確認窓など撮影のミス防止用 | |
リモートコントロール | リモートスイッチ60およびリモートスイッチ3により可能 | |
自動制御間欠撮影 | インターバルタイマーE(短時間タイマー)の使用により休止時間をおいた断続撮影可能 | |
グリップ | 折りたたみ式 電池収納室兼用 | |
大きさ(幅×高さ×奥行) | 70×118×224mm | |
質量 | 1550g(本体のみ) |