- 主な仕様
発売年月 | 1975年(昭和50年)11月 |
発売時価格 | 62,000円 |
レンズ構成(群) | 8 |
レンズ構成(枚) | 9 |
絞り羽根枚数 | 8 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離(m) | 0.3 |
最大撮影倍率(倍) | 0.135 |
フィルター径(mm) | 55 |
最大径x長さ(mm)x(mm) | 66 x 61 |
質 量(g) | 343 |
大口径化と広角化に伴って発生する収差の補正が相反する為、従来では、広角になればなるほど大口径化は困難とされていた。しかし、システムカメラの普及により、広角レンズも常用レンズとして使われるようになり、高性能で明るい広角レンズの開発が要望された。
既にキヤノンでは、非球面光学系の採用によりF1.4の明るさをもつ24mmの超広角レンズを市場に提供していたが、このFD28mm F2 S.S.C.では、新種ガラスの積極的な採用と新しい光学設計技術によるレンズの適切なパワー配置により、相反する収差補正の問題を解決。開放F2から高 コントラストでシャープな描写性能を実現した。
また、近距離撮影時における像の劣化を防ぐ補正機構(フローティングシステム)を組み込み、無限遠から0.3mの最短撮影距離までの全画面にわたり均一な描写性能を得ることができる高性能の大口径広角レンズである。