独自の光学設計技術により、高性能を維持しながら、大口径F4の明るさと小型・軽量化および高操作性を実現した新しいタイプの望遠レンズ。
高性能と優れた操作性で好評を得ているFD300mm F5.6 S.S.C.（1973年3月発売）、FD400mm F4.5 S.S.C.（1975年10月発売）、FD600mm F4.5 S.S.C.（1976年7月発売）、FD800mm F5.6 S.S.C.（1976年7月発売）と同様に、レンズ光学系の後群のみを前後させてピント合わせを行うリア・フォーカシング方式を採用。フォーカスしても 全長の変わらない小型・軽量化と、このクラスでは最も短い最短撮影距離3mを実現、さらにバリビッチ方式による優れた測距機能をもっている。
また光学性能としては、最新の光学理論に基づく理想的なパワー配置によって、各収差が良好に補正され、特に波長の違いによる球面収差と近距離 での収差変動をリア・フォーカシング方式の併用でほぼ完全に取り除いており、大口径ながら高解像力、高コントラストの優れた画像性能を得ることに成功した。