- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1992年(平成4年)11月 |
発売時価格 | 160,000円(EF28-105mm F3.5-4.5付き) 108,000円(ボディ) 12,000円(縦位置グリップ) |
世界初の視線入力オートフォーカス機構を搭載したマルチモード35mm一眼レフカメラ。
視線入力とは、II+IIに配列された5つのフォーカスポイントから、ピントを合わせたいポイントを選び、そこを見つめるだけで自動的にオートフォーカスが機能する完全自動の夢の機能で、手動任意選択も可能。
カメラの静音化、5つのフォーカスポイントと縦位置に対応する微細な16分割評価測光、中央部の約3.5%部を測る中央部スポット測光、中央部重点平均測光の3モード、露出制御は両優先式AE/インテリジェントプログラムAE/被写界深度優先式AE/撮影モード連動自動セットプログラムの多彩な自動露出に加え、定点連動式のマニュアル測光を備えているなど、先進の仕様と機能が満載されていた。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式マルチモードAF一眼レフカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | EF28-105mm F3.5-4.5 USM他 |
マウント | EFマウント |
AF方式 | TTL位相差検出方式(ズレ検出)、AFモードはワンショット/AIサーボAF(自動選択可能)、測距センサーにマルチBASIS使用、フォーカスポイント5点の視線による任意入力/ダイヤル操作による任意1点手動選択/5点測距から主要被写体をカメラが自動的に判断し測距する、以上3方式、AF検出範囲=EV0~18(ISO100) |
シャッター | 縦走行電子制御式フォーカルプレーン・1/8000~30秒・B・X=1/60秒~1/200秒、ドイツ型ソケットとホットシュー式、電子制御セルフタイマー内蔵(電子音作動報知と表示ランプ式) |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、倍率0.73倍、視野率=上下92%、左右94% |
ファインダー情報 | AF測距用マーク(5点測距スーパーインポーズ表示枠=測距点視線選択により赤色LED点灯)、被写界深度確認マーク、視線入力表示、スピードライト充完、AEロック、シャッタースピード値、絞り値、キャリブレーション、深度優先AE、露出表示、露出補正量、オートブラケティング露出ずらし量表示、赤目緩和ランプ点灯表示など |
測光・露出制御 | 複合型SPC素子使用、TTL開放測光シャッタースピード優先式AE/絞り優先式AE/インテリジェントプログラムAE/深度優先AE/撮影モード連動自動セット(4種のプログラムAE)、定点連動マニュアル、測光感度分布特性=画面16分割評価測光/中央重点平均測光/中央スポット(画面中央約3.5%部、露出補正=AEモード、バルブ、マニュアル共に1/2ステップで±2EV可能、AEロック可能、測光連動範囲=EV0~20(ISO100:F.4)、フィルム使用感度域=ISO 6~6400、9回までの予約多重露出可能、カスタムファンクション=16種設定可能 |
外部LCD表示 | 視線入力表示、キャリブレーション表示、シャッタースピード値、絞り値、フィルム感度値、カスタムファンクションナンバー表示、バッテリーチェック、フィルム巻き上げ、フィルム状態、測光モード、スピードライト調光補正、露出表示、露出補正量、赤目緩和ランプ点灯、AFモードなど |
内蔵スピードライト | ペンタ部内蔵手動/自動リトラクタブル式、フィルム面反射測光によるTTLズーム自動調光制御(逆光・低輝度自動検知自動発光=全自動・撮影モード連動自動セット─イメージセレクトモード時、他モードでは手動式)、赤目緩和ランプ付き、後幕シンクロ可能、ガイドナンバー13~17(ISO100・m)、ズームは28、50、80mm以上の焦点距離に対応する全自動式 |
サブ電子ダイアル 機能 |
裏蓋設置回転ダイアル式、AEモードでの露出補正、マニュアル測光時の絞り値設定、内蔵スピードライトによる撮影時の調光量補正などに機能する |
使用電源 | 6Vのリチウム電池2CR5型1個 |
フィルム装填・給送 | フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、連続撮影=最高約3コマ/秒、高速連続撮影=最高約5コマ/秒、および1コマ |
フィルム巻き戻し | 内蔵モーターによる完全自動式(途中巻き戻し可能) |
大きさと質量 | 154×121×74mm、675g(ボディ) |